見上愛(25)と上坂樹里(21)がダブル主演するNHK連続テレビ小説『風、薫る』が、9月25日に最終回(第130回)を迎えた。ダブルヒロインの話題作だったが、第25週(9月14日~18日)までの平均視聴率は世帯で約13.8%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)と、低調な数字で終わっている。
同ドラマは、田中ひかる氏による伝記『明治のナイチンゲール 大関和物語』(中央公論新社)が原案。明治時代に実在した看護師の大関和(ちか)と鈴木雅(まさ)をモデルにし、西洋式の看護教育を受けた一ノ瀬りん(見上)と大家直美(上坂)が日本初の専門看護師となり、最強バディとなっていく物語。
最終週「道標(みちしるべ)」では、看護婦試験が迫るなか、ツヤ(東野絢香/28)たちは懸命に勉強をしていた。ある日、直美は柳生(中村倫也/39)に看護の現場を見に来てほしいと頼みこむ。柳生は平蔵(太田光/61)の家に同行し、ツヤが看護をする姿を視察する。その後、柳生は田之上屋で妻の死について直美に話す。
一方、りんは、ツヤから患者の変化に気づく方法を問われるが、うまく答えられず、直美に相談するが、2人で言語化することに悩んでしまう。りんがシマケン(佐野晶哉/24)を訪ねて悩みを伝えてみると、本を書くことを勧められる。りんはためらうが、「その本はあとに続く人の道標になる」と背中を押され……という展開。
最終週に入って、ようやく主人公たちが看護について深く考えるようになったが、今さら感がものスゴい。朝ドラの最終週は、半年間、主人公の人生を見続けた達成感があるものだが、りんと直美には、それがどうにも感じられず、視聴者からは物足りなさを訴える声が多い。