テレビドラマの世界では、視聴率や話題性だけが「成功」の指標ではなくなりつつある。一見すると不振とも映る作品が、丁寧な人物描写や新たな表現への挑戦によって視聴者から再評価されるケースが増えている。

 一方で、従来の王道を外した試みが物足りなさにつながることもある。ドラマの「評価」とは何か、作り手と視聴者の間で揺れ動くその基準を、話題の作品から読み解く。

■視聴率惨敗の仲里依紗『Tokyo Middle 30』がフジドラマ復活のきっかけに、派手な話題に頼らない丁寧な描写で評価急上昇

仲里依紗(36)が主演を務め、のん(能年玲奈・33)と深川麻衣(35)が共演する連続ドラマ『Tokyo middle 30』(フジテレビ系/水曜よる10時~)は、9月23日放送の最終回(第10話)目前の第9話で、2%台に沈んでいた平均世帯視聴率を、前回から1.1ポイント…...続きはこちら

 

■見上愛・上坂樹里『風、薫る』はなぜ失敗したのか、物足りない描写を招いた“わかりやすい朝ドラ”を外す新たな試み

見上愛(25)と上坂樹里(21)がダブル主演するNHK連続テレビ小説『風、薫る』が、9月25日に最終回(第130回)を迎えた。ダブルヒロインの話題作だったが、第25週(9月14日~18日)までの平均視聴率は世帯で約13.8%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)と、低…...続きはこちら