日々、若者文化やトレンド事象を研究するトレンド現象ウォッチャーの戸田蒼氏が本サイトで現代のトレンドを徹底解説。今回、戸田氏が注目したのは、9月から始まった羽田空港の新しいルールについてです。
「いつも通りに空港に行けば大丈夫」「機内でスマホを充電するから心配ない」──もしそう思っているなら、今すぐその認識を改めたほうがいいかもしれません。
9月から羽田空港を発着する国内線の利用ルールが大きく改定されました。特に羽田発の国内線利用時における手続きの厳格化や、全国共通となる機内への持ち込み荷物を巡る規制強化は、知らなかったでは済まされないトラブルを引き起こすリスクを抱えています。旅行や重要な出張をスムーズに進めるためにも、今すぐ押さえておくべき主要な変更点と対策を整理しておきましょう。
最重要な改定ポイントが、羽田空港(国内線)における各種手続きの締め切り時刻の厳格化です。大手・LCCを問わず主要7社(JAL、ANA、日本トランスオーシャン航空、エア・ドゥ、スカイマーク、ソラシドエア、スターフライヤー)で運用が強化されています。
とりわけ影響が大きいのが、「受託手荷物(預け入れ荷物)」の受付締め切りです。これまで出発20分前まで対応していた航空会社でも、出発30分前へと前倒しされました。さらにスカイマークでは、搭乗手続き(チェックイン)自体が出発30分前に完全に締め切られます。従来のように「多少の遅れなら待ってくれる」という甘い考えは通用しません。時間に遅れれば手続きは打ち切られ、飛行機は定刻通りに出発してしまいます。
また、移動距離が長くなる点にも注意したいところ。羽田第1ターミナル北側に新設された「北側サテライト施設(25〜29番ゲート)」へは、保安検査場から連絡通路を15分ほど歩く必要があり、移動距離は約1キロに及びます。保安検査を通過したからと安心してお土産選びや喫茶に時間を費やすと、搭乗口への到着が間に合わなくなる恐れがあります。まずは自分の乗り場まで移動を完了させることが鉄則です。