日本テレビで放送されているKing & Prince高橋海人(24)とSixTONES森本慎太郎(25)がダブル主演する『だが、情熱はある』と、芳根京子(26)主演の『それってパクリじゃないですか?』が、そろって大苦戦をしている。

『だが、情熱はある』はバラエティ『たりないふたり』(同局系)でコンビを組んだ、オードリー若林正恭(44)と南海キャンディーズ山里亮太(45)の半生を、実話をもとに描く青春サバイバルドラマ。若林を高橋、山里を森本が演じる。

『それってパクリじゃないですか?』は、奥乃桜子氏の同名小説シリーズ(小学館)が原作。飲料メーカー「月夜野ドリンク」で働く、まじめでお人好しな新米社員・藤崎亜季(芳根京子)が、弁護士資格を持つエリート上司・北脇雅美(重岡大毅/30)とバディを組み、知的財産をめぐる問題に立ち向かうというもの。

 直近の平均視聴率を見てみると、『だが、情熱はある』の第4話が3.6%、『それってパクリじゃないですか?』の第3話が4.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区/世帯)と惨敗。配信サービスのTVerでの再生ランキングでも下位に沈んでいて、深夜枠の『夫婦が壊れるとき』(同局系)に負けるありさま。日テレでは前期の『ブラッシュアップライフ』『大病院占拠』がヒットしているだけに、この落ち込みようは意外だ。なぜ、このような事態になってしまったのか?

「高橋と森本という人気アイドルの起用で、放送前には話題になった『だが、情熱はある』ですが、話がなかなか進まず、ドラマとしてのカタルシスがありません。モデルとなっている若林と山里を完全にトレースした2人の演技は好評なのですが、それが活かされていません」(ドラマライター・板橋六郎)