石橋静河(32)が主演するNHK連続テレビ小説『ブラッサム』の第1回が9月28日に放送された。同作には渡部篤郎(58)が主人公の父親役で出演しているが、初回から彼の“クズ父”ぶりが大きな反響を呼び、ドラマを大いに盛り上げた。
【以下『ブラッサム』初回のネタバレを含みます】
『ブラッサム』は、明治・大正・昭和を駆け抜けた作家・宇野千代さんをモデルに、自由を求め続けた主人公・葉野珠の生涯を、幼少期は村上蘭(12)、成長後は石橋、そして晩年を加賀まりこ(82)が演じる。
初回は昭和57年(1982年)に書斎で新聞連載を執筆する晩年の珠の場面から始まり、オープニングへ。その後、明治41年(1908年)の山口・岩国を舞台に、珠の幼少期編が――という構成だった。加賀の出番はわずかだったが、宇野さんに瓜二つのビジュアルが話題を呼んだ。石橋はオープニングムービーを除くと、原稿を読み上げる声のみ登場した。
そして話題となっている渡部演じる清治は、岩国でも有数の蔵元「葉野酒造」の長男だが、実家は継いでいない男。周囲の迷惑を気にせずに「どけえ!」と馬に乗って道を駆ける姿を町の人々に「またあのクズが」「無頼者」「働きもせんと遊びほうけて」などと酷評されている。
そんな清治はしつけに厳しく、第1回では、雨の中、カナリアの餌を買いに行く珠に、清治は「はだしで行け」と命令。清治は「この間、草履をぬらして駄目にしたじゃろう。足はぬれても腐らん」と、裸足のまま出かけさせる――という、酷すぎる仕打ちをする。地元商店「岩田屋」の夫婦が裸足の珠を見て「また清治が無茶を言うたんじゃろう。可哀想に……」と憐れんでいたあたりからも、清治の暴君ぶりが察せられる。
朝ドラではたびたび、クセの強い父親キャラクターが視聴者の注目を集めてきた。現段階での清治も強烈な父親像として描かれているため、
《来たぞ!朝ドラ名物、クズ父!それも、町の人からも「クズ」と呼ばれる、どストレートなクズ父だ!》
《今回の朝ドラの父親は町の人に「クズが!」と呼ばれ、帰宅した音だけで穏やかな空気を凍てつかせ、雨の中裸足でカナリアの餌を買いに行かせ‥朝ドラファンのあるランキングに食い込む勢い。ていうか!自分に馬は買うても子どもの草履は買えんとですか!》
《朝ドラ定番の働かないクズ父親だけど、そこにさらに怖さのある理不尽さが加わってる。。》
といった反響が多く寄せられている。さらに、
《初回でさっそく朝ドラクズ親父列伝に記される候補になった清治のクズっぷりがすごい。テルヲとは違う方向でのヤバさがある》
《朝ドラ名物借金まみれのダメ親父とは違う、金も威厳もあり過ぎるモラ父、怖ぇよ…朝から恐怖に震えるよ…(私的最悪父テルヲを超える予感》
といった、いまだに《朝ドラ史上最悪の父親》と名高い竹井テルヲ(トータス松本/59)――松竹新喜劇で活躍した上方女優・浪花千栄子の生涯がモデルで杉咲花(28)主演の『おちょやん』(20年後期)に登場した主人公の父・テルヲを早くも連想する声が多く寄せられている。