■甲本雅裕演じる緒方薫は“大出世”!
「主要キャラクターの生死で言えば、湾岸署のベテラン刑事・和久平八郎は、演じたいかりや長介さん(享年72)が2004年3月に現実で亡くなったという事情もあって、2010年公開の『THE MOVIE3』 の時点で亡くなっているという設定。入れ替わるように彼の甥っ子の和久伸次郎(伊藤淳史/42)が登場して、『N.E.W』では八重洲警察署刑事課長・警部として登場しています。
彼らに限らず、『踊る』には多くの人気キャラクターがいます。出世したり警察を辞めていたりと、当時、完結編扱いだった『THE FINAL』から大きく立ち位置が変わってもいますよね」(前出のテレビ誌編集者)
たとえば、『N.E.W』でも登場した真下正義(ユースケ・サンタマリア/55)はテレビシリーズ開始時には、湾岸署刑事課強行犯係に研修配置されている警部補として登場して、『THE MOVIE3』で湾岸警察署署長に就任。最新作『N.E.W.』では、警察庁長官官房審議官補佐として登場した。
そんな真下の妻である柏木雪乃(水野美紀/52)は、97年のドラマ版第1話では一般人だったが、後に湾岸署で働く警察官に。2005年公開のスピンオフ映画『交渉人 真下正義』で真下にプロポーズされて結婚し、産休を経て、『N.E.W』ではすでに退職している。
真下夫婦の息子・勇気(NEWS・増田貴久/40)はハーバード大学を飛び級で卒業して、21歳の若さで警視庁に入庁。『N.E.W.』では21歳にして警視庁刑事部捜査第一課管理官として登場。劇中では麻布中央署に設置された特別捜査本部の本部長にも任命されるなど、それこそ“続編”で活躍しそうな雰囲気を漂わせている。
「すでに警察を辞めたキャラで言えば、『THE FINAL』まではメインヒロインとも言える存在だった湾岸署の刑事課盗犯係係長・恩田すみれ(深津絵里/53)も、今後の再登場に期待する声が多いですよね」(前同)
すみれは、2003年公開の映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』で銃で撃たれた後遺症による体力の限界を感じて、『THE FINAL』で退職を決意。当時は意味深な演出から死亡説もささやかれたが、24年公開の『室井慎次 生き続ける者』で、すでに警察を退職し、故郷・大分で暮らしながら銃撃事件の後遺症に苦しんでいることが室井の口から明かされた(本人は未登場)。
同じく警察を辞めたキャラクターでは、“スリーアミーゴス”が定年退職後も3人で仲良く過ごしていたことが『N.E.W』で明らかとなっている。スリーアミーゴスとは、北村総一朗(91)演じる湾岸署の神田総一朗署長、斉藤暁(72)演じる秋山春海副署長、小野武彦(83)演じる袴田健吾刑事課長(のちに副署長)ら3人の総称。
そして、シリーズファンにとって驚きなのが緒方薫(甲本雅裕/61)の“大出世”だろう。彼は当初、湾岸警察署の刑事だったが、最新作『N.E.W.』では警視庁刑事部捜査第一課・警部補として活躍。また初登場時には警視庁捜査第一課だった“室井2号”こと新城賢太郎(筧利夫/64)が『室井慎次 生き続ける者』では秋田県警察本部 本部長・警視監として働いていたりと、多くの登場人物が当時と立場が変わりつつも、劇中で活躍している。
主演の織田が「まだ続きます!」と宣言した『N.E.W.』以降の『踊る大捜査線』。深津演じるすみれの再登場を期待する声が特に多いが、彼女を含め、お馴染みのキャラクターたちは“続編”に登場するのだろうか――。