2026年の夏ドラマが最終回を迎え、秋ドラマが始まろうとしている。今期、視聴率や話題性では大きく目立たなかったものの、フジテレビ系で放送された小池栄子主演の『さよならノワール』を「一番好きだった」と感じた人もいるようだ。
犯罪被害者支援室を舞台に、被害者や遺族が再び人生を歩き出すまでを描いた本作。派手な事件や大きな展開を連発するタイプではなく、登場人物の感情を丁寧にすくい上げる物語だった。視聴率は終盤まで低調だった一方、小池、北香那、岡山天音、味方良介らの演技には、ドラマファンから高い評価が寄せられた。
なかでも北が演じた心理学者・白石絵梨子は、細かな表情の変化まで含めて感情を伝える情報量の多いキャラクター。第9話では岡山演じる鴨居との場面で、2人の演技がぶつかり合う圧巻のシーンを見せた。脚本、演出、劇伴まで含めて質の高さが感じられる一方、作品の重さや地味さ、クセの強いキャラクターが「ながら見」には向かないという側面もあった。
では、視聴率が低かった作品は「良いドラマ」ではないのだろうか。多くの人に見られることと、作品としての質が高いことは同じなのだろうか。『さよならノワール』を最後まで見届けたからこそ考えたい「良いドラマ」とは何か。そして、なぜこの作品は数字につながりにくかったのかを振り返る。
■小池栄子『さよならノワール』今期イチもったいないドラマ、繊細な演技がドラマファンに高評価もぬぐえない“NHKっぽい地味さ”

小池栄子(45)が主演を務め、北香那(28)が共演する連続ドラマ『さよならノワール』(フジテレビ系/火曜よる9時~)の第5話が、8月4日に放送される。7月28日放送の第4話には絶賛の声が多いが、平均世帯視聴率は3.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)、…...続きはこちら
■低視聴率の原因は北香那のうますぎる演技『さよならノワール』精緻な表現が絶賛されるも万人受けしづらい“精緻なクセ強キャラ”

小池栄子(45)が主演を務め、北香那(29)が共演する連続ドラマ『さよならノワール』(フジテレビ系/火曜よる9時~)は、9月1日放送の第9話で北香那と岡山天音(32)の演技が絶賛されるも、平均世帯視聴率は2.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、数…...続きはこちら