■「女性視聴者は不快感を覚えてしまう」決定的な理由
猪俣の捜査は継続中ということだが、女性とのトラブルで逮捕され、女性が鼻から出血し、通報に至ったところまでは報じられている。しばらくは謹慎状態が続くかと見られていたが、逮捕から11日、釈放からわずか5日で契約解除となった。STARTO社は「専属契約上の重大な違反」が認められたと説明しているが、その具体的な内容は公表していない。では、猪俣が再び芸能界、特にテレビの世界に戻れる可能性はあるのだろうか。
「芸人やプロレスラーなど……とにかく“アイドル”以外の肩書きなら復帰の目はわずかにあるかもしれません。ただ、不祥事の内容が内容ですから、いきなりの地上波は厳しいでしょう。ABEMAやNetflixなど配信コンテンツであれば、ほんの少しだけハードルは下がると思います。ABEMAには、数多くの不祥事を起こして逮捕歴もある羽賀研二さん(65)が出演したこともありましたね」
芸能界では過去、不祥事によって活動を休止した後にテレビ出演を再開したケースもある。2024年8月に女子大学生とのホテル密会が報じられ、その後活動を謹慎した中丸雄一(43)も、現在はテレビ出演を再開している。しかし――、
「今回の場合、女性を傷つけた可能性が言われているわけで、これが過去のケースとは大きく違いますよね。それに、猪俣さんはオーディションを経てtimeleszに加入したというところも、大きいですね」
猪俣は、大きな話題を集めたNetflix配信のオーディション番組『timelesz project -AUDITION-(タイプロ)』を経て、2025年2月15日にtimeleszに加入したメンバー。新メンバー中、猪俣、橋本将生(26)、篠塚大輝(24)の3人は旧ジャニーズJr.を経由していない新規メンバーということで、“ひよこ組”の愛称で応援されていた。
「多くのファンに応援されてデビューしたのに、今回の件で完全に裏切ってしまったと。女性視聴者は不快感を覚えてしまうと考えられるため、スポンサーがどうこうではなくて、猪俣さんのテレビ復帰は厳しいと考えられます」
騒動の内容から、timeleszメンバーとしてのテレビ復帰は無理だった、という見解が出る猪俣。1日の囲み取材で菊池は《今回の件につきまして私たちメンバーの意思は明確です。あのような事件を起こした、猪俣とはもう一緒に仕事ができないという気持ちです》ともコメントしていた。STARTO社との契約は解除され、timeleszも7人体制で再出発する。猪俣が今後、別の形で芸能活動を続けていくのかは現時点では明らかになっていない。
テレビプロデューサー。92年テレビ朝日入社。社会部記者、スーパーJチャンネル、報道ステーションなどのディレクターを経てプロデューサーに。ABEMAのサービス立ち上げに参画。「AbemaPrime」初代プロデューサー。2019年独立。テレビ・動画制作、メディア評論など多方面で活動。著書に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版社)『腐ったテレビに誰がした? 「中の人」による検証と考察』(光文社)