石橋静河(32)主演の26年後期NHK連続テレビ小説『ブラッサム』が9月28日にスタートした。第1週「私の父、私の母」は、主人公の父親を演じる渡部篤郎(58)の“クズ父”ぶりが話題になる中、初回の平均世帯視聴率が15.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、前期『風、薫る』の14.9%を超える好調な発進となった。

 同ドラマは、98年の生涯で明治、大正、昭和を駆け抜けた作家・宇野千代をモデルとした物語。好奇心旺盛で即行動するパワフルでチャーミングな小説家・葉野珠が、さまざまな困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合っていく。珠の幼少期は村上蘭(12)、成長後を石橋、晩年を加賀まりこ(82)が演じる。

 第1週では、昭和57年の東京都青山。葉野珠(加賀)は書斎で新聞連載『生きて行く私』を執筆中。秘書・藤川優子(松たか子/49)とともに、取材を受けるために生まれ故郷・岩国へと旅立つことに。時はさかのぼって、明治41年の山口県岩国。珠(村上)は葉野家の四人兄弟の長女として育っていた。

 珠の父・清治(渡部)は、本家の家督を弟に譲った見返りとして毎月給金を受け取っており、働かずに暮らしていた。継母・リョウ(国仲涼子/47)は珠のことを「珠様」と呼び、愛情を注いでくれていた。ある日、小学校で「父について」の作文を書くという宿題が出され、珠は父のことをどう書いてよいのか悩み……という展開。

 しつけに厳しく、雨の中、カナリアの餌を買いに行く珠に、濡らしたら草履がダメになるから裸足で行けと命令するなど、初回から渡部演じる“クズ父”が話題ではあった。だが、珠の健気さ賢さを子役の村上が見事に演じて、老年期は加賀が元気はつらつな将来を見せているから、暗い気持ちになることなく見ることができた。