■「最後の1人で和田いけば…」別班員・和田を巡る複数の“違和感”

 そんな和田(平山)への同情の声は多い一方で、視聴者の間では、シンシー側が“一番精神的に弱い”と見ていた和田を、最初の“処刑対象”に選んだことに違和感を覚えたという声も。

《和田さんが1番心が弱いってシンシー側が思ってるのに、その和田さんから先に処刑するってなんか違和感…野崎と一緒で死のギリギリまで追い詰めたあと蘇生し、仲間を一人ずつ処刑するのを見せて生への渇望を引き出すのかな》
《精神的に弱いヤツ以外を死なせた方が生き残りから情報は出せるんじゃないのか》
《和田さん拉致された時、和田さんの病院だけ爆破がなかったやっぱ◯んだとは思えないなあれだけ酷い描写しながら刺す瞬間シルエットにするのも違和感》

 などと、違和感を指摘する声も。

 また、和田を巡っては、これまで不自然な描写もあったことから“裏切り説”も言われている。たとえば、黒須を除く別班員4名が拉致されたのは、第1シーズンで負傷したことから日本各地の病院に入院中のところを襲撃されたからだが――4名中、和田だけは襲撃方法が違っていたことが指摘されている。

 高田、廣瀬、熊谷の3人は入院先の病院周辺で爆発事故が発生し、そのどさくさに紛れてさらわれた一方で、和田が入院していた病院だけは爆発事故ではなく、“警備員に扮した男が受付の看護師を気絶させてその隙にさらう”というやり方だった。

 また、第17話では、拉致された5名がオートミールのような食べ物を口にする場面があったが、そこで和田だけは倒れたままだった。黒須に「和田さん、無理しても食べたほうがいい」と言われて、食べ物を掴もうとする描写はあったが、食事をとらなかったことにも何か意味があるのだろうか……。

 そういった複数の描写を経ての今回の和田の拷問には、

《でもなんかさ〜和田さんだけ拉致る時病院爆破じゃなくて看護師催涙スプレーだったしさ〜裏があるような気もするのよね〜〜〜(強がり)》
《和田さんは絶対に生きていると思う。最後のシーンでハゲのシンシーが急いで車走らせていたでしょ?あれは和田さんを手当てするのに病院に搬送しているんだと思う。ハゲもやりたくてやっているわけじゃないと信じたい》
《お願いだから、和田さんは実は裏切り者でシンシーに殺されてしまって良かったパターンであって欲しい。お願いだから、、、》
《和田さんだけ他の別班員と拉致方法が違って、裏切り説がよく考察されていましたよね その和田さんだけ、執拗に拷問を受けて殺された(おそらく)...これは,視聴者に和田さんが救出されなかったのは仕方ないと納得させる理由があるからなのか…》

 など、“せめて今回の扱いに何らかの理由があってほしい”という願望も込めつつの考察が多く寄せられている。

 乃木(堺)は「全員生還」を目標に掲げていたが、果たして、和田はまだ生きているのだろうか……次回の奪還作戦本番には大きな注目が集まりそうだ。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲや藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『VIVANT』第1シーズンでは考察を大いに楽しんだ。