職場などでの“健康診断シーズン”が到来。診断結果に頭を抱える前に、実践すべき“数値改善のコツ”を指南。10日間で肉体の元気を取り戻そう!【各項目の概要や基準値は最終ページの表を参照】
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血糖値は、数値が高いほど糖尿病のリスクが高まる。『健診結果の読み方』(講談社+α新書)の著者で医療評論家の永田宏氏が、注意すべきポイントを教えてくれた。
「基準値を超えたからといって、すぐに糖尿病と決まるわけではない。複数回の検査や経過観察を経て診断されるので、健診で異常が出ても焦らず、まず医師に相談してください。
また、空腹時血糖が126(mg/dl)以上で、かつ、前年よりも急激に数値が上がった場合、すい臓に何か問題が起きている可能性があるので要注意です」
空腹時血糖も、食事の影響を受けやすい。総合内科専門医の秋津壽男氏が言う。
「糖質、つまり炭水化物を減らせば確実に改善します。主食のコメやパン、麺をそれまでの半分にする。また、野菜、たんぱく質を先に食べて炭水化物を最後に回す“カーボラスト”は、いわゆる血糖値スパイク予防になる。こうした食べ方の工夫も効果アリです」
加えて、睡眠や運動の不足も血糖値を上昇させる。
「睡眠時間が5時間以下だと、糖尿病発症リスクが4割上がります。質の良い眠りを確保するため、検診前は23時就寝、7時起床など時間を決める。あとは、血糖値が上がる食後1〜2時間後の運動を組み合わせるとベスト」(医療関係者)
また、合わせて確認したいのがHbA1cだ。
「HbA1cは、血液中のヘモグロビンと糖が結びついた糖化ヘモグロビンの濃度を示す数値です。過去2〜3か月の血糖値の状態を反映され、空腹時血糖より重視されることもあります。
ただ、健診10日前からでは大きな改善は望めません。数値が悪ければ、来年の健診に向けて生活習慣を見直しましょう」(永田氏)