■高畑充希と田中圭のキス頼み?
「吸血鬼という設定が奇抜すぎるところに、恋愛、ミステリーまで詰め込んで、どれがメイン要素なの分かりにくくなっています。評判が良かった前作の『星降る夜に』が、マイノリティである“ろう者”との恋愛をメインにしつつ、登場人物たちの過去の葛藤をうまく絡ませていたのとは、かなり差があります。頑張りすぎましたね」(ドラマライター/ヤマカワ)
テレビ朝日系の火曜夜9時枠は昨年10月期で復活し、人気サスペンスシリーズ『科捜研の女』のシーズン22で始まり、全話平均視聴率は9.0%と堅調。だが、次期の『星降る夜に』から若返りを狙ったように、恋愛モノにシフト。前作はうまくいったが、今回は雲行きが怪しくなってきた。
「若者の視聴者が多いTVerで伸びてきたのは、高畑と田中のキスシーンが毎回、話題になっているのが理由のひとつでしょう。ツイッターで実況しながらなど、リアルタイムでの視聴も増やすため、今後はもっと増えるかもしれませんね」(同上)
物語はまだ序盤の第3話。次週は、春陽町で起こった“血を抜かれた連続殺人事件”に新展開が訪れ、こころをかばって刺された加賀美圭介(町田啓太/32)との三角関係とともに、物語が加速するようで、今後の展開に注目したい。