この先、何度叫べば「物価高」は収まるのだろうか。第2次高市改造内閣に早急な物価高対策を期待したいところだが、待っているだけでは財布の中身は減る一方。自分の財布は、自分で守る必要がある。

 ならば、できるかぎりカネを使わずに暮らしてみようではないか。どうせやるなら、とことんだ。幸い、自宅には米と基本的な調味料がある。それらを除いた食費と遊興費を、1週間2000円に抑えてみせる。

 はたして、これだけの金額で健康で文化的に、かつ楽しく生きることはできるのか。本サイトが誇る(?)カネなし記者の挑戦を見届けてほしい。

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【4日目/残金461円】ついに折り返し

 朝寝坊の1食目は、塩焼きそばとワカメスープ。夕方に取材が1件あるだけだったので、ゆっくり支度をして家を出た。

 取材を終え、外に出ると急な雷雨。雨宿りを兼ねて、近くの商業施設に入った。

 フロアを散策すると、輸入食品とコーヒー豆の専門店『カルディコーヒーファーム』を見つけた。入り口では試飲のコーヒーを配っている。小さなカップとはいえ、無料で嗜好品にありつけたと思っていると──。

「よかったら、どうぞ」

 なんと、店の奥には、アイスペールで冷やされた白ワインの試飲が。もちろんもらって飲んでみると、キリッとした辛口が口の中に広がった。コーヒーに続いて、白ワイン。雷雨のさなか、まさかの“青天の霹靂”である。

【5日目/残金461円】高級車に乗りたい

 この日は仕事もなく、遊びに行きたい気分だった。もちろん、“金を使わずに”という条件付きだが。

 神奈川県在住の筆者は、横浜駅近くの『日産グローバル本社ギャラリー』に向かった。入場は無料。ずらりと並んだ最新車は眺めるだけでなく、実際に乗り込むこともできる。

 会場に着くと、やたらと人が集まる車があった。

「かっけえーー」

 若者に混じって、オヤジ達までが思わず声を漏らした。その車の正体は、日産を代表するスポーツカー「フェアレディZ」だ。

 筆者も列に並び、いざ運転席へ。低く構えたシートに身を沈め、ハンドルを握る。ガラス張りのギャラリーの向こうには、みなとみらいの街並みが広がる。アクセルを踏み込むと、気分は優雅な成功者だ。まさか自分が1週間2000円生活をしているなんて、誰も思わないだろう。