■元Jr.の告発で大きく動き出した「ジャニー氏の性加害問題」
4月12日、元ジャニーズJr.の岡本カウアン氏(26)が「日本外国特派員協会」で記者会見を行ない、ジャニー氏から性被害を受けていたと告白。
3月にはイギリス公共放送のBBCによるドキュメンタリー番組がきっかけとなり、続々と被害者が名乗り出る事態へと発展。この問題を長年にわたって報じてきた『週刊文春』(文藝春秋)のみならず、朝日新聞やNHKもこの件を報じた。
これらの告発や報道を受け、ジャニーズ事務所は社員や所属タレントらに聞き取り調査を行ない、ジャニー氏の姪でジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子氏の名前付きで“文書”を取引先企業に報告していたことも朝日新聞などの取材で明らかになった。
4月21日、朝日新聞がこの文書についてジャニーズ事務所に確認を求めたものの「現時点ではお答えできない。近々発表する」という回答だった。
■カウアン氏はジュリー社長と直接会ったと告白
さらに岡本氏は、5月5日にお笑いタレント・たかまつなな(29)のYouTubeチャンネルで生配信された動画に出演。
「実は先日、ジャニーズ事務所の今の社長、ジュリーさんと対面してお話させていただきました」と明かし、「今後、僕のほうのSNSでも、事務所のほうからも発表されると思うので多くは言えないんですけど……」と前置きし、ジュリー氏サイドから連絡があったとし「すごく真摯に心から向き合っていただいた」と語った。
「事務所内でも慎重に対応を話し合っているのでしょうが、朝日新聞の問い合わせから2週間が経つものの、いまだに発表はなく、対応は遅れている印象ですよね。
そんな中、なにわ男子が『24時間テレビ』のメインパーソナリティーに就任することが発表され、厳しい声が寄せられてしまっているんです」(前出の女性誌編集者)