■番組の姿勢にも批判の声が殺到
前出のテレビ誌編集者が続ける。
「炎上が収まらない理由の1つは、山添さんがこの件で謝罪をしていないこと。8日に川島さんが謝罪する前には、5月5日放送回で『ラヴィット!』は韓国ロケの件を謝罪したんですが、番組アシスタントの田村アナだけが謝罪し、山添さんは登場せず。
そして、もう1つは、“そもそも”の問題ですよね。韓国ロケはVTR収録だったのにもかかわらず、該当シーンをそのままカットせずにオンエアしたこと。“山添はクズ芸人として役割を求められたのかもしれないが、スタッフが最終的にカットするべきだった”という論調で、SNSが荒れています」
『ラヴィット!』の対応について、
《あんな事した山添さんは良くないけど、調子乗ってるとか言われてるのは賛成できないな。 むしろ調子乗ってるのはラヴィットだろ。今、番組がいい感じだからって、 何を放送しても笑ってもらえるとか勘違いで調子乗ってさ。 悪ノリ加減を間違えてる山添さんも悪いけど、 調子乗ってるのは番組の方》
《山添、アメトークで「ラヴィットでおもしろいと思ってやったことが炎上して、何が炎上するかしないか分からなくなってきてる」って言った矢先にロケでああいうことやってるから相当バグってきてると思う》
《やらかした山添がダメなのは言うまでもないけど、編集の段階で「流してはいけない」と気づけなかったスタッフもヤバい。せっかく面白い番組なのだからマジで気をつけてくれ》
といった声が、SNSに多く寄せられている。
制作会社関係者は言う。
「今年4月から水卜麻美アナウンサー(36)が総合司会を務める日本テレビの朝のニュース番組『ZIP!』の放送時間が1時間拡大され、『ラヴィット!』の裏番組へと変わりました。この影響で、『ラヴィット!』の視聴率が落ちつつあるんです。それもあって、今回の一件はかなりの痛手になったとみて間違いないでしょうね」
『ラヴィット!』の世帯視聴率は『ZIP!』が枠移動する前と大きな変化はなく、2%中盤を維持しているが、問題は個人視聴率と言われている。
「個人視聴率が低下傾向で、特にティーン層の数字が落ちているといいます。これまで『ラヴィット!』を見ていた学生、大学生などが『ZIP!』を見ていると考えられます。
『ZIP!』は、『ラヴィット!』ほど極端ではないですが、明るくポップな番組作りをしているため若者人気が高い。7時台から『ZIP!』を見ている若い視聴者が、8時を超えてもそのままチャンネルを変えずに見続けているのかもしれません。
『ラヴィット!』は今までイケイケでしたが、狙っている若い層の視聴率が低下してきているなかで今回の山添さんの非常識ロケでやらかしてしまったわけで……上り調子だった番組の勢いを、止めてしまったのは間違いないでしょうね」(前同)
番組開始当初は、視聴率低迷から“打ち切り説”が噴出するなど不安定な部分があった『ラヴィット!』。“好事魔多し”――番組の人気が高まってきた今こそ、気を引き締めるべきだったのだろう……。