■国土交通省担当者「把握している」今後の対応についても回答

 航空機の安全を管理する側は、こうした行いをどう捉えているのか。また、「機内持ち込み」に関する対策はどうなっているのか。当サイトでは、国土交通省航空局航空保安対策室に見解を聞いた。

 担当者によれば、当該動画の存在は把握しているとのこと。そのうえで、金属探知機をスルーしてしまう「プラスチック製」ならばカード型刃物でも「許される」のかという問いには、こう回答する。

「まず、国土交通省のHPでも案内していますが、ナイフ類は、預け入れ手荷物であれば持ち込み可能ですが、機内への持ち込み手荷物としては制限品です。今回のカード型プラスチック製ナイフにどれだけの強度があるかは把握していませんが、ナイフ類というカテゴリーであれば材質は問わず機内持ち込みの制限品に該当します」(担当者)

 保安検査では、X線透視や金属探知、成分分析などの技術により、刃物、爆発物、引火性液体、凶器は探知されるが、動画がそのまま「事実」だと仮定するなら、プラスチック製ナイフは探知できなかったことになる。

「今回の動画の内容については、映像の真偽についても不明確なところなので、現在確認を行っているところです。とはいえ、内容の真偽を問わず、こうした動画が公開されていることについては保安検査に不必要な誤解を生んだり、模倣行為を誘発する恐れもあります。保安上の観点から具体的な内容は控えますが、必要な対応は進めているところです」(前同)

 当該動画については、《人生ではじめて『テロリズムを助長』で報告した》などと通報する流れが起きているなか、 《これ、youtubeに報告だけでは足りないんじゃないかな?警察案件な気が》という声も出ている。