■「マッチングアプリ協会」が明かす著名人の名前や写真を使った“なりすまし”の悪用リスク

 やす子のケースでも、こうした利用者からの通報がきっかけとなった可能性はあるのだろうか。とはいえ、担当者は「利用制限などの判断基準はサービスによって異なるため、個別のケースについて当協会から判断することはできない」と、原因は断定できないとも明かす。

 では、芸能人の偽者(なりすまし)は、実際にあるのか。また、そうした場合にどのような被害が考えられるか。

「インターネット上では、著名人を含む第三者の氏名や写真等を無断で使用した“なりすまし”が行われる可能性があります。こうしたなりすましが、外部SNS等への誘導や、金銭の要求、投資の勧誘などに悪用される可能性もあるため、マッチングアプリ事業者では本人確認や監視、通報受付などの対策を行っています」

 芸能人がアプリを使う場合の留意点は?

「芸能人・著名人であるかどうかにかかわらず、本人確認や監視、通報受付など、なりすましを含む不正利用への対策を講じているサービスを選び、必要な本人確認を行ったうえで利用することが大切です。また、より確実な本人確認ができるよう、マイナンバーカードの公的個人認証サービス(JPKI)を活用した本人確認を導入しているサービスもあります。

 当協会でもデジタル庁との協定に基づき、こうした本人確認の活用を推進しています。利用中に何らかの制限を受けた場合には、当該サービスの運営事業者へお問い合わせいただくことをおすすめします」

 今度こそ、やす子に素敵な出会いが訪れることを願いたい。