■阿部寛・野崎が「やめろーっ!!」と叫ぶ場面も

 また、「シャキ城」地下と思しき場所には別班員だけでなく、警視庁公安部の刑事・野崎守(阿部寛/62)も監禁されているが、彼を助けるためにシンシーの構成員・劉銘軒(リュウ・ミンシュエン/堺、一人三役)が犠牲になる展開も考察されている。

 リュウは、5年前に死んだと思われていた“野崎を愛する男”。彼が登場したことで、野崎はシンシーにダブルエージェント(二重スパイ)として潜入していたことを見抜かれてしまい、野崎は仲間・ドラム(富栄ドラム/34)ともども監禁されてしまう。さらにリュウは、野崎を“餓死寸前に追い込んで自作自演で救済する”という計略によって懐柔するなど、悪役として描かれている。

 しかし、リュウは第16話で野崎に向けて、数字やジェスチャーで暗号を送っているかのような意味深な描写があり、“味方説”もささやかれているのだ。

 直近の第19話でも、リュウと野崎が1対1で向き合う尋問場面が意味深だと注目を集めた。リュウは扉に鎖を巻いて、誰も入ってこないから安心してとアピールしてから「テント」の話を聞き出そうとするも、野崎が監視カメラを指さしたことから、リュウが部屋中のカメラの回線を切断。通信を遮断されたことに怒った責任者のハン・リンシン(宮下今日子/51)は部下に指示を出して電動カッターで鎖を切断して尋問部屋に突入したが、その“空白の55秒”の間に、リュウが野崎に何かを伝えているような描写もあった。

 そして前述の“後半戦”の予告映像では、リュウの「さようなら、野崎さん」というセリフや、野崎が「やめろーっ!!」と叫ぶ場面などが紹介されている。そこからは、やはりリュウは味方で、最後は愛に殉じるのかも……と感じてしまう。

 そんな深刻な描写が多い和田とリュウには、

《VIVANT、和田隊員はまだ生きていると信じたい(気を失っただけ)が、奪還部隊が間に合ったとしても、緊急手術が必要な状態に対処するのが困難に思える。残念ながら1人犠牲者が出てしまうのか》
《助からないことを悟った和田が乃木達を逃がすのかな》

《劉は味方で、劉が乃木のフリをする場面があり、それで乃木の身代わりとして死亡する》
《予告で流れていた野崎が「やめろー!」と叫んでいたのは、劉の裏切りがバレてシンシー側に〇される瞬間か。乃木が泣いていたのは和田の死亡を知ったか...?》

 といった考察が多く寄せられている。

 第20話を前に視聴者に注目されている和田とリュウ。乃木は「全員生還」を目標に掲げているが、彼らは生き残ることができるのか……。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲや藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『VIVANT』第1シーズンでは考察を大いに楽しんだ。