■「ジャミーンとプリシャって別人なんでは?」“違和感”を指摘する声も

 ドラム(富栄)を邪魔したことも含めて、一見すると、もはやシンシーの手下も同然に見える野崎(阿部)だが――ここまでの流れはすべて、野崎やドラムによる芝居ではないかという“考察”は多い。

《野崎さん本当に洗脳されてるの?(略)ただ、ドラムの暴走を止める瞬間、マインドコントロール中ならさすがにこの動きはできないのでは?結果的にシンシーから日本への援軍は1週間かかる…ジャミーンに対して最大レベルの警備を敷かれていることを見込んでの選択なのか…》
《野崎が操られてベラベラしゃべってるみたいなのは裏があると思うけどね、さすがに》
《あの野崎さんのキレ者ぶりなら、ジャミーンの警備レベルを見越してあえて1週間稼ぐための演技(計算)をしてる可能性高すぎるでしょ》
《ドラムが顔に出さなければ。。…欺く演技の可能性ある?》

 そうなると次に生じる疑問は、なぜ野崎が“ジャミーン=プリシャ”という見立てや、ジャミーンが日本にいることまで「シンシー」に明かしたのかだが――浮上しているのは、そもそも“ジャミーンとプリシャは別人では”という考察だ。

 まず、第1シーズン4話では、“ジャミーンが持ってきた写真”をドラムが1冊のアルバムにしてまとめた場面があったが、そのなかには“2015年4月3日”と日付が入っている1枚があった。プリシャが両親ともども拘束されたのは2016年のはずだが、それよりも前の日付の写真があることを疑問に思う声は多い。

 また、『VIVANT』の公式サイトの人物紹介では、エリシャのプロフィールに《ジャミーンの実の父?》と、意味深な《?》がついてもいる(13日18時現在)。

 ジャミーンは現在、都内にある乃木の家で、彼女の担当医である柚木薫(二階堂ふみ/32)と生活している。後半戦予告では、薫とジャミーンが乃木家で寝ていたところを何者かに襲撃されるような描写もある。

 しかし、この場面に関しても“違和感”の声がある。というのも、人の善悪を直感で判別できるジャミーンが、少なくとも予告映像では“襲撃者”に強く怯えているようには見えないのだ。つまり、公安や別班など味方側の人間が、薫らをシンシーに狙われる前に保護する場面なのかもしれないのだ。

 そういった展開が考えられることから、野崎がジャミーンに関する情報を明かしたことには、

《野崎がジャミーンのこと全部話してしまったけど、(略)乃木宅は厳重に警護されてるだけでなくジャミーンは安全な場所に保護済みで、逆に日本に乗り込んできたシンシーを公安が合法的に一網打尽する手筈はもう整っている、と思いたい》
《野崎はシンシーをなにかしらの罠に嵌めるためにわざと情報流してるだけな気がするけどな、薫さんもジャミーンも既に保護されてるんじゃないのかと》
《ジャミーンはすでに別班が保護していて、シンシーを日本におびき寄せるための作戦だったら…日本での反撃まで見えてきますね》

 一方で、前述した“ジャミーン=プリシャ”という前提そのものを疑う声もあり、

《これ野崎さんが正気だとしたら一体なんのメリットがあって喋ってるんだろ あえてジャミーンは日本にいるとみせかけて、実は全然違うところにいる別人とか》
《ジャミーンとプリシャって別人なんでは?とちょっと思ってます。プリシャがテントに保護されてのは2016年だけど、ジャミーンがドラムと病室で見てた写真の中に2015年の写真がありました》
《ジャミーン≠プリシャ説に一考。(略)救出されたとはいえ、実の父親と引離した、アディエルに懐くものだろうか?そもそも、プリシャとジャミーンは別人の可能性も十分ある》

 といった多くの考察が寄せられている。

 ジャミーンは本当にプリシャなのか? 野崎は本当にシンシーの手に落ちているのか? 多くの謎は、第21話で判明するだろうか――。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲや藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『VIVANT』第1シーズンでは考察を大いに楽しんだ。