2022年6月に大分県別府市で起きたひき逃げ殺傷事件で、現在も重要指名手配されている八田與一容疑者(30)。事件発生から4年以上が経つなか、元警視庁刑事で治安戦略アナリストの小比類巻文隆氏(53)が10月13日、自身のYouTubeチャンネル「最後の取調室」を更新。八田容疑者について「相当違う顔になっている可能性」があるとの見方を示し、整形や女装を想定した独自の“イメージ画像”も公開し、注目を集めている。
八田容疑者を巡っては、近年も各地から情報提供が続いており、特に関東地方では今年に入って目撃情報が増えているという。
軽自動車を運転し、時速100km近くの猛スピードで停車中のバイク2台に突っ込んだのが当時25歳だった八田容疑者だ。当時19歳だった男子大学生が亡くなり、20歳だった同級生の大学生が負傷した。同容疑者は事件の約5分前に2人と商業施設でトラブルになっており、死傷事故を起こした後は、スマートフォンや財布を車内に残したまま逃走、その後行方をくらませた。
23年9月、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で重要指名手配に指定。その後、25年6月には殺人・殺人未遂容疑でも逮捕状が出され、現在は殺人・殺人未遂・道路交通法違反で手配されている。
今年6月17日、大分県警は同容疑者の新たな手配チラシを作成し、写真5枚を掲載。前髪をおろした黒髪スタイルのものや、金髪ヘアや茶髪にサングラスをかけているものなどで、県警は「髪型や服装による容姿の変化に注視してほしい」と広く情報提供を呼びかけたほか、同容疑者が当時運転していたとみられる車の新たな防犯カメラ映像も公開した。
さらに警察庁は今年9月、同容疑者の重要指名手配を継続し、捜査特別報奨金の対象期間を27年10月末まで1年間延長すると発表。逮捕や事件の解決につながる情報提供者には、遺族などの私的懸賞金と合わせて最大800万円が支払われる。
事件発生から4年以上が経過した現在も、八田容疑者は逃走を続けている。大分県警によれば、今年9月末までに警察へ寄せられた情報は累計1万3978件にのぼり、特に関東地方では、今年8月の50件から9月には73件へ増加したとのこと。
有識者の間でもこの事件についてさまざまな考察がなされているところだが、前述の3.4万人のチャンネル登録者(10月15日時点)を持つ治安戦略アナリストで元警視庁刑事・小比類巻氏は10月13日、自身のYouTubeチャンネル「最後の取調室」で、同容疑者が長期の逃亡を可能にしている理由として、「整形手術」と「女」の可能性を指摘した。
まず小比類巻氏は、同容疑者を捕まえるにあたり、従来とは異なる角度から見る必要があることを示唆。指名手配写真は広く掲示・拡散しているが、小比類巻氏は、むしろその写真にとらわれてしまう危険性に言及する。同容疑者といえばあの顔写真、と思い浮かぶことにより、容貌が変わっていた場合、目撃情報に影響を与えると警鐘を鳴らす。