■居酒屋チェーン『ミライザカ』も要チェック
そして、晩酌ついでに精をつけるなら、居酒屋チェーンも見逃せない。
「鳥貴族は、焼き鳥だけでなく、とり釜飯などのシメの一品が充実。魚民は握り寿司の盛り合わせ、ミライザカは炙り〆サバなど海鮮料理に力を入れているので、日本酒が進むこと間違いなしです」(前出の田沢氏)
中でも注目なのが、『魚民』の牡蠣ときのこの昆布焼だ。9月10日から始まったメニューの一つで、プリッとした大粒の牡蠣に、きのこや焼きネギを合わせ、だしを利かせた逸品だ。
「カキも、亜鉛を豊富に含む食材です。さらに、キノコからは食物繊維が摂れます。人間の免疫は胃腸と深く関わっていますが、食物繊維によって胃腸の働きが整うことで、結果的に風邪予防にもつながります。
気温の変化が激しく、体調を崩しやすい秋こそ、ぜひ食べてほしい」(前出の望月氏)
また、『ミライザカ』のカツオの土佐盛は、
「カツオに含まれるビタミンDやビタミンB12には、心筋細胞を活性化させる働きがあります。さらに、ネギやニンニクといった薬味には血行を促す働きが期待できるので、全身の血流を促し、下半身の機能維持にもつながります」(前同)
昼はおなかいっぱい食べ、夜は酒を楽しむ。これぞ、食欲の秋の醍醐味なのだが、最後に望月氏から、こんなアドバイス。
「食べすぎは生活習慣病の要因になりますし、深酒はアルコールによる体への負担も大きくなります。いずれも精力減退につながりかねないので要注意です。
山の幸や海の幸がおいしい秋だからこそ、暴飲暴食を避け、旬の食材をじっくり味わってください」
この秋は、安くてうまい“ビンビン男飯”で、心も体も元気に過ごしてほしい。
田沢竜次(たざわ・りゅうじ)
元祖B級グルメライターとして活躍。映画評、書評、60~70年代B級カルチャーなどにも精通する。著書に『B級グルメ大当りガイド』『ニッポン映画戦後50年』など。
望月 理恵子(もちづき・りえこ)
健康検定協会理事長、管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、小田原短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、小田原銀座クリニック栄養顧問、日本臨床栄養協会評議員、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど、栄養・美容学の分野で活躍。多くの方が健康情報を学ぶための健康検定協会を主宰するとともに、テレビ・雑誌などで根拠ある栄養学を提供・監修をしている。『栄養学の◯と×』、『やせる時間に食べてみた!』など著書も多数。