一般社団法人ペットフード協会の2025年調査では、国内の犬は約682万頭、猫は約884万7000頭。計約1567万頭で、15歳未満人口1366万人の数字を約200万も上回る。
その愛するペットが虹の橋を渡ったとき、どこで、どうお見送りをしてあげればいいのか──。
「犬猫に限らず、鳥や爬虫類、魚でも、長年一緒に暮らせば大切な家族です。亡くなった後も、きちんと見送りたいという飼い主は増えています」(ペット雑誌ライター)
ペットのお見送りに関しては今、火葬で見送る人も少なくない。
「クロス・マーケティングが2024年、全国の20~69歳男女5000人を対象に行った調査では、亡くなったペットを火葬した人は45%。現在犬や猫を飼っている人でも、4割近くが“お葬式・お墓・供養”の利用意向を示しています」(前同)
だが、ペット葬儀の需要が高まる中で、業者はまさに玉石混交だ。
「国家資格や許可制度がなく、業者をふるいにかける仕組みがないぶん、サービスやモラルには差が出る。中には、悲しむ飼い主につけ込む問題業者もいます」(動物保護団体職員)
実際、背筋が寒くなる事件も。
「2010年、埼玉県飯能市の山林で犬など約100匹の死体が見つかりました。業者が料金を受け取りながら火葬せず、繰り返し山中へ捨てていた。愛犬とは別の動物の骨を返されていた飼い主までいました」(前同)
ほかにも、ペットを炉に入れた後で40万円を請求し、拒否すると「このままだと生焼けになる」と迫ったケースや、土壇場で高額な骨壺や仏具を勧められるトラブルも指摘されている。