■次回、物語はジャミーンを巡る攻防へ

 後半戦予告では、乃木(堺)の自宅に滞在中の恋人で医師・柚木薫(二階堂ふみ/32)が寝ているところを、何者かが左手で口をふさぐ場面が紹介されていた。乃木家にはシンシーが狙っているバルカの少女・ジャミーン(本間さえ/12)もいることから、薫とジャミーンが危機に陥る展開が予想されていたが――薫の口をふさぐ“襲撃者”の手首にも、乃木とよく似た黒いベルトの腕時計があることから、

《乃木さんの腕時計と予告で薫さんの口を抑えてる人の腕時計、同じじゃない?》
《乃木が黒い時計付けてる、ということは》
《薫の口塞いでたのは乃木ってことね》
《ジャミーンと薫さんの口塞いだの乃木やん!よかったああああ》

 といった、“襲撃者”ではなく乃木ではないか、という考察が寄せられている。

 そして、なぜ乃木がそんな行動に出る必要があるのか――それは、やはりジャミーンを巡るシンシーとの攻防戦が本格的に始まるからではないか、という見方がされている。

 ジャミーンは、核融合発電の実用化につながる画期的な技術を発明した科学者エリシャ・ママドフの生き別れの娘・プリシャ・ママドフではないかと見られている。シンシーは、エリシャから核融合技術を手に入れるべく、プリシャの行方を血眼になって探していたが、第20話(10月11日)の時点で“プリシャ=ジャミーン”との見方を強めている状況にある。

 次回、第22話(10月25日)予告では、別班の櫻井里美司令(キムラ緑子/65)の「奴らはジャミーン以外を抹殺するでしょう。それも我が国・日本で!」というセリフや《ジャミーンを狙う、敵の襲来》というテロップなど、ジャミーンを巡る物語が大きく動くことを予感させる内容となっている。

 それらを考えると、後半戦予告に映っていたのは、乃木がシンシーより先に薫とジャミーンを助け出そうとしている場面なのではないだろうか。第22話予告での、薫とジャミーンが薄暗い乃木家で怯えているような場面と合わせて考えると、薫とジャミーンを起こして逃げようとしたところに、敵の魔の手が――ということなのかもしれない。

 後半戦予告には“泣き崩れる乃木”という意味深なカットもあるが、乃木は薫とジャミーンを守り切れるのだろうか――。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲや藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『VIVANT』第1シーズンでは考察を大いに楽しんだ。