■前走敗戦は度外視6度目のVを狙う
翌25日は、2歳オープンの9R萩S(芝1800メートル)に、ヴァンクライ。3歳オープンの10RカノープS(ダート1800メートル)で、ギュルヴィに騎乗。続くメインレース、GI菊花賞(芝3000メートル)は、ゴーイントゥスカイとのコンビ継続です。
青葉賞を快勝し、強い気持ちで挑んだ日本ダービーは、あと、ひと伸びが足りずに4着に終わりましたが、先々が楽しみな走りを見せてくれた期待馬です。
馬場状態にも、展開にも恵まれず、彼本来の走りができないまま6着に終わった前走のセントライト記念は参考外。仕切り直して、大一番に臨みます。
ホームグラウンドの京都競馬場を舞台に行われる菊花賞は、これまで5勝。
初めてGIの勲章を手にしたスーパークリーク(88年)、ダンスインザダーク(96年)、エアシャカール(00年)、ディープインパクト(05年)。ワールドプレミア(19年)。パドックから、ゲート入り、道中の走り、最後の直線、ゴールした瞬間。そのすべてを鮮明に覚えています。
6度目のVへ。三冠に挑むロブチェンを筆頭に、出走権を掴み取った全馬がライバル。
今年も、ワクワクしながら、陸上自衛隊の皆さんが奏でるファンファーレを聴きたいと思います。
武豊(たけ・ゆたか)
1969年3月15日、京都府京都市生まれ。1987年3月1日にJRA騎手デビュー。翌1988年、スーパークリークで菊花賞を制しGI初勝利。以後、オグリキャップ・サイレンススズカ・スペシャルウィーク・ディープインパクト・キズナ・キタサンブラック・ドウデュースなど歴代名馬の手綱を取り、国内外GI通算100勝超を達成した“レジェンドジョッキー”である。2018年9月には史上初のJRA通算4000勝、2024年度JRA賞特別賞と黄綬褒章を受章、2026年7月12日には前人未到の5000勝を達成した。現在もトップクラスで騎乗を続ける“競馬界の第一人者”兼“最多記録更新請負人”。