俳優・水谷豊(74)が主演するテレビ朝日系ドラマ『相棒 season25』(水曜夜9時~)の初回拡大スペシャルが10月21日に放送された。同回ラストでの衝撃的な展開から、視聴者の間では、主人公・杉下右京(水谷)と彼が所属する「特命係」の今後についての考察が沸騰している――。

 昨年、ドラマ誕生25周年を迎えた『相棒』は、警視庁の「特命係」に所属する変人刑事・杉下右京(水谷)が“相棒”とともにさまざまな事件に挑む刑事ドラマ。『season21』(22年10月期)から現在までの“5代目相棒”は、寺脇康文(64)演じる、“初代相棒”でもある亀山薫だ。

 今回の『season25』では、物語の途中で“相棒”が亀山から及川光博(56)演じる神戸尊へバトンタッチされることが事前に発表されている。神戸は『season8』(09年10月期)から『season10』(11年10月期)まで“2代目相棒”として活躍した、現在は警察庁で勤務しているキャラクターである。

 亀山から神戸への“バトンタッチ”と聞けば、亀山が特命係を再び離れる展開を想像するのが自然だろう。ところが、『season25』初回のラストからは別の可能性が浮上し、視聴者の間でさまざまな考察が飛び交っているのだ。

【以下『相棒 season25』初回のネタバレを含みます】

 初回拡大スペシャル「PMクライシス~総理の秘密と密約の罠」では、現職総理大臣の“盟友”として知られる総理補佐官・仲井戸秀敬(松村武/55)が、料亭の店先で何者かに刺殺される事件が発生。特命係はいつものように強引に捜査に参加して、事件を調べていく。

 そして話が進むにつれて、今回の事件には、薫が『season7』(08年10月期)第9話で特命係を離れてから、長らく定住していたサルウィン共和国が深く絡んでいる可能性が浮上してくる。

 かつての亀山は、サルウィンで学校建設などの事業や腐敗政府打倒に携わってきた。しかし、『season21』(22年10月期)初回で起きた事件がきっかけでペルソナ・ノン・グラータの指定(事実上の国外退去処分)を受けたことを機に、特命係に復帰したことで知られる。同国は一時期は民主化に成功したものの、再び軍事政権へと逆戻りしてしまったことが今回の『season25』初回で明らかとなった。

 今回の事件では、大学院研究室の助手・光屋大二郎(木村了/38)が、サルウィンからの留学生で、亀山の元教え子でもあるラ・ミン・タンダー(一宮レイゼル/29)のスマホを悪用して週刊誌に総理の秘密を売ろうとした疑惑が浮上。光屋は行方不明となっているが、右京は、光屋はサルウィン当局に通話を傍受されて、サルウィンの大使館に拘束されている可能性が高いと睨んだ。

 一方で、国家情報局のトップで、これまでも特命係に協力してきた社美彌子(仲間由紀恵/46)も光屋が事件のキーパーソンだと考えていた。そして右京が、彼女に大使館への捜査を依頼したところ、「でも、タダでわたしを動かせると思う?」と問いかけ。右京が「引き換えに何をご所望でしょう」と聞くと、美彌子は「杉下さん、あなたを……」と返答。右京が「……はい?」と返した場面で、同回は終了した。