インフルエンザが猛威を振るっている。
「厚生労働省の発表(10月9日)によると、全国のインフルエンザ感染者数は、1医療機関あたり11.35人で、これは前年同時期の約7倍。注意報レベルの基準となる10人を、去年より約1か月早く超えています」(全国紙科学部記者)
この流行早期化の原因は、なんだろうか。
「海外から日本へ入ってくる人流が増加していることも一因ですが、最大の要因は、インフルエンザA/H3N2の変異株『サブクレードK』が国内外で広がっていること。変異株ゆえに過去の感染やワクチンで得た免疫が効きにくいそうです」(前同)
そんな中、ワクチン接種を考えている人も多いだろう。そこで医療ジャーナリストの牧潤二氏にワクチン接種のメリットとデメリットを聞いた。
「基本的に、心臓、腎臓、呼吸器に基礎疾患を持つ人は重症化リスクが高いため接種推奨です。また、65歳以上も、これらの機能が落ちている傾向があるため、受けておきたいところです。
厚労省は、ワクチン接種により“高齢者の34~55%の発病、82%の死亡を阻止する効果がある”と明らかにしています」(牧氏=以下同)
医学的な最大の目的は「罹患を防ぐこと」より、むしろ、「発症後の重症化を防ぐこと」だという。
「ワクチンは接種から2週間ほどで効果が出る。半年ほど持続しますから、ピーク時期が例年通りと考えるなら、11月中に打つのが望ましいでしょう」