浅草キッドの玉ちゃんが、“昭和オヤジ”としての矜持とユーモアを胸に、同世代にエールを送る人生コラム。ともに令和を生き抜く、イケてる“老Guy”を目指そう。

 推し活とは何か。SNSの普及で、タレントとファンの距離は縮まったね。昭和の時代は憧れの存在と直接、対話することなどなかった。

 そりゃ、自分がSNSで書いた応援コメントが、タレント本人から「いいね」されたら嬉しいだろう。

 それぐらいですめば楽しいよ。「スパチャ」と呼ばれる高額な投げ銭を贈るようになると怪しくなってくる。ライブではグッズを大量に買い、楽屋には推し好みのものを必ず差し入れる。

「自分は特別扱いされていいはずだ!」

 と、ファンの境界を越えたような錯覚に陥ってしまう。幸いオレの場合、そこまでのファンはいない。

 事務所に所属してるメジャーなアイドルは、そうしたファンから距離は取れる。でも、地下アイドルはファンとの距離が近すぎるよね。

 これがスナックだったら……。ママと客は地下アイドルよりも、さらに距離が近いからね。ママは常にニコニコしなきゃいけないの。そこが勘違いしやすいポイントだ。その客はママに嫌われてるなんて夢にも思ってないから、同伴に誘う。当然、その飯には下心が乗っかってるんだよな。