10月スタートの秋ドラマ、まだまだ物語は序盤だが、いきなりスタートダッシュにつまづいた作品がある。
まず、今田美桜(29)と韓国の人気俳優チ・チャンウク(39)がダブル主演する『メリーベリーラブ』(日本テレビ系/水曜午後10時~)は、韓国の空間プランナーであるイ・ユビン(チャンウク)、イチゴひと筋な日本の農業女子の白浜夏凛(今田)という、国境を越え運命的に出会った2人の甘酸っぱいロマンティック・ラブコメディ。
平均視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は世帯で初回から第3話まで、3.9%、3.2%、3.0%と連続下落。配信サービス・TVerのお気に入り登録数も52.4万(10月28日午後3時現在)と、今期ドラマ部門で11位でGP帯作品の下位グループに沈んでおり、数字の伸びは早くも凪状態だ。
日本テレビと、ドラマ『愛の不時着』や映画『パラサイト 半地下の家族』などを手掛けている、韓国のスタジオ“CJ ENM”との初の共同制作で、脚本も監督も韓国スタッフ。定額制動画配信サービス・ディズニープラスでの配信、今田とチャンウクという日韓人気俳優の共演と、とにかく話題に欠かない作品なのに、数字はふるわなかった。
脚本、演出、撮影、編集、劇伴と、韓国ドラマに思い切り振った本作。メイン2人の関係も、細かいことは言わずに一気に距離を詰める韓ドララブコメ王道パターン。チャンウクのキュンシーンもたっぷりと、韓ドラファンなら楽しめる内容なので、ディズニープラスのテレビショー部門ワールドランキングでは、各国、地域で上位にランクインしている。
だが、そのぶん、振り切った作りが国内の視聴者にはなじめなかったようで、視聴率、TVerはともに低調。チャンウクの魅力を全面に出すため、吹き替えではなく字幕で通したことも、配信で見ている韓ドラファンには平常運転だが、国内ドラマファンにはクセの強い作品と映ったようだ。