今、世界中で話題を集めている“ブレスレット”がある。

「“Fahlo”(ファーロ)というアメリカで発売されているブレスレットなんですが、これを購入すると絶滅危惧種の野生動物の個体を追跡できるというものなんです。レッドデータアニマルの一頭一頭がそれぞれどんな場所でどんな生活をしているのか追えるというのもワクワクしますし、その収益は野生動物の支援に使われるということなので、動物保護に貢献できるというのもうれしいですよね」(ガジェットに詳しいフリージャーナリスト)

 このブレスレットを購入することにより、実際に世話をしなくても動物とつながりを持てる体験ができるというのはとても魅力的。特に、絶滅危惧種の動物をもっと知りたい、野生動物に対して直接助けになりたい、そう考える人にはピッタリのアイテムだろう。世界中で利用者数は600万人を突破しているそうで、今年の8月末からは日本でも購入者のX投稿をきっかけに注目を集めた。

 実際にXを検索してみると、このブレスレットに関する投稿が世界各国の言語で多数ヒット。日本でも、

《ついに届いた! 実在するトラの足取りを追えるなんてすごい》
《追跡個体の名前もバックストーリーも見られて楽しい!》
《たまに自分の縄張りを離れて生活しているのも見えて、“ウチの子”のチャレンジ精神を感じた》

といった声を見ることができる。

 ブレスレットを買うだけで動物、しかも野生の一頭の生活を見守ることができるというのはどういう仕組みなのだろうか。実態を探るべく、本サイト記者もさっそく『Fahlo』の公式サイトを確認してみた。

 ブレスレットの値段は送料などを含め日本円に換算すると6000円ほど。現時点での“追跡できる”動物はゾウ、サメ、ユキヒョウ、レッサーパンダなどの10種類だが、タイミングによって対象の動物の種類も変わるのだという。どの動物も、それぞれの保全に取り組む協会や団体と連携していたり、売上の10%をその団体に寄付していたりという形で野生動物の保護活動の支援を行っていた。

 肝心の“動物を追跡できる”仕組みだが、購入したブレスレット自体に通信機のようなものがついているわけではなく、商品に同梱されている説明書に記載されたQRコードから専用アプリをインストールして開くと、商品ごとに割り振られた動物の個体の位置情報が定期的にユーザーに提供されるといったもの。なお位置情報の発信機は、陸の動物なら首輪、海の生き物にはヒレなど、日常生活に負担のない形で装着されているとサイトに説明があった。

 ちなみにこのブレスレットには“6か月間の保証”があり、期間内に装置が外れたり個体が死んだりなどの理由で追跡が中断されてしまった場合は、代替となる個体の情報が提供されるといったアフターフォローも用意されていた。