■向井亜紀&三船美佳が3月に『旅サラダ』を卒業
1997年から番組リポーターを務めていたラッシャーが2022年3月の「ラッシャー板前卒業スペシャル」をもって番組から降板。同年4月からは中丸の冠コーナー「発掘!ニッポン なかまる印」がスタートした。
さらに1993年の番組開始からサブMCを務めていた向井亜紀(58)、2009年にレギュラーに加入した三船美佳(40)が、今年3月25日の放送をもって番組から卒業。4月1日からは松下奈緒(38)がサブMCに就任した。
「一気に出演者を変えてしまうと『旅サラダ』ファンは納得いきませんし、番組そのものが変わってしまう。そのため、外堀から徐々に若返りを図っていって、最終的にはメインMCの神田さんにも番組から卒業してもらおうというのが“番組刷新の流れ”のようなんです。
番組の内容や放送時間帯的にはなかなか難しいのでしょうが、制作サイドはやはり広告収入につながる13~49歳のコア層など、なるべく若い層に見てもらいたいということなんでしょうね」(前出の制作会社関係者)
■神田正輝から新MCへの流れも……
松下、そして若い女性ファンが多いジャニーズタレントの中丸の加入は、コア層を取り込むためでもあるだろう。
「神田さんは、一緒に仕事をするレギュラー陣を大切にする人。ですので、番組サイドからは定期的にレギュラー変更の打診があっても、ずっとそれに抵抗していたといいますね。“ファミリー”を大切にしたかったんでしょうね。それは、毎週の優しく和やかな放送の雰囲気や、3月末にあった向井さん、三船さんの番組卒業時の本気の涙からも伝わってきますよね。
しかし、制作する朝日放送としても番組を継続させるためには、“キャストの若返り”は絶対に必要なことだった。そして責任者が変わり、その流れを止めることはもうできなくなったと。番組サイドとしては、ラッシャーさん、向井さん、三船さんときて、最終的には、72歳の神田さんにも勇退してもらい、新MCを立てることを検討しているようなんです。
もちろん、大貢献者である神田さんに、番組サイドも最大限の配慮をするはずですが、早ければこの秋の改編期にも改革が断行されるのではないかとも聞こえてきています。
そして、神田さんは『旅サラダ』以外の番組に出演していません。いわば神田さんにとって“最後の番組”とも言える。それが終焉に向かっているということですよね……」(前同)
昭和、平成を駆け抜けた名優・神田がテレビから姿を消す日は近いのだろうか。活躍をこれからも見続けていたいというファンは少なくないのだが……。