俳優の新田真剣佑(26)がハリウッド初主演を務めた実写映画『聖闘士星矢 The Beginning』(東映)が、苦境を迎えている。4月28日から公開がスタートしているのだが、すでに「爆死」との評が出ているほどの大不調――。真剣佑の“黒歴史”になるかと思いきや、意外にも本人はどこ吹く風のようだという。

 同作は、1980年代に人気を博し、現在までにシリーズ累計5000万部を売り上げている車田正美氏のマンガ『聖闘士星矢』(集英社)の実写版。スラム街の地下格闘場で戦う日々を送っていた星矢(真剣佑)がある日、戦いの最中に不思議なパワーを発したことで、謎の集団から狙われる。星矢は女神アテナの生まれ変わりである女性・シエナを守るとともに、世界を救う使命を背負う“聖闘士”(セイント)となり、戦いを繰り広げる、というストーリーだ。

「映画『聖闘士星矢 The Beginning』は、昨年『ONE PIECE FILM RED』、『THE FIRST SLAM DUNK』が大当たりし、最高益を更新した東映が、製作費6000万ドル(約81億円)を投じて製作した映画です。『007 ゴールデンアイ』にも出演しているファムケ・ヤンセンやショーン・ビーン(64)が脇を固め、真剣佑が主演。

 予告編が公開されるや、真剣佑はテレビ各局の朝の情報番組に出ずっぱりと、宣伝にも相当な力の入れよう。上映館数も全国323スクリーンという大規模さです。

 それなのに、興行通信社が発表した国内映画ランキングでは、初登場8位にとどまりました(全国週末興行成績:4月28日~4月30日、5月2日発表)。2週目には早くもトップ10圏外という状態。実際に映画館では空席も目立つといい、SNSには《客は俺一人で貸切状態だった》《ガラガラで快適》といった“ガラガラ報告”も多く報告されています」(エンタメ誌編集者)