高畑充希(31)と田中圭(38)がダブル主演する『unknown』(テレビ朝日系)の5月9日放送回が、平均視聴率で5.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区/世帯)と前回より0.6ポイント下げ、ジワジワと調子を落としてきている。
本作は吸血鬼であり週刊誌記者であるこころ(高畑充希)と警察官である虎松(田中圭)の恋愛模様に、連続殺人事件が交錯するラブサスペンス。この日の第4話は、虎松から自分の父親が殺人犯であることを聞いたこころが、昔から虎松を知る先輩警察官の世々塚(小手伸也/49)に真相を聞き、虎松の父・一条彪牙(井浦新/)が20年前に起きた一家惨殺事件の犯人で、その第一発見者が当時中学生だった虎松だったことを知る。
また、時を同じくして、父親の海造(吉田鋼太郎/64)に虎松が「殺人犯の息子」だと知られ、こころは結婚を猛反対される。一方、地元で起きた連続殺人事件では、現場に残された“吸血鬼の落書き”と“413”という数字が殺害予告なのではと、こころの弟で同じく吸血鬼の刑事、漣(井上祐貴/26)が主張し、捜査が進展。
そんな中、こころは自分をかばって刺され、仕事を休んでいる加賀美圭介(町田啓太/32)の様子を見に自宅へ。熱に浮かされる加賀美を看病しようとするが、ついつい自分の抱えた悩みを相談し始めてしまい……という展開だった。
「ミステリーと恋愛とコメディ要素がてんこ盛りで、まさに渋滞状態。特に吉田や小手の唐突に始まるコミカル演技はシリアスな展開に水を差すためか、あまり評判は良くないですね。前回の千葉雄大(34)に続き、今回は志尊淳(28)がゲスト出演と、『おっさんずラブ』キャストでサービスしていましたが、このノリがよくないのかもしれません」(ドラマライター・板橋六郎)