■『おっさんずラブ』パターン失敗のワケ
実は今作はプロデューサー、演出が『おっさんずラブ』(同局系)と同じであり、基本的に雰囲気は同じ。海造がこころと虎松の結婚を反対するシーンで「OMG!」「ムリムリムリムリムリムリ!」と声高に叫んでいたが、まさに『おっさんずラブ』のシーンを見ているようだった。
「大ヒットした『おっさんずラブ』ですが、今回の『unknwon』には恋愛要素に加えミステリーが本筋として設定されているので、どうしてもコミカルなシーンとの落差が気になってしまいますね。それに加え、吸血鬼というキャラ設定もシリアスな部分を薄めてしまっています。また、いわゆるジェットコースター展開でもあり、それも視聴者を混乱させているように思えます」(前同)
『おっさんずラブ』では成功したコミカルなシーン挿入も、本作ではマイナス要素になってしまっているようだ。
次回は2つの殺人事件が大きく動き出しそうで、コミカル要素は減って、ミステリ要素が多くなる可能性が高い。これをきっかけに巻き返しとなるか?