■所属事務所の先輩・田中圭のターニングポイントとの類似点

 赤楚の“かわいい路線”が極まっていく背景に、所属事務所トライストーンの先輩である田中圭(38)の存在を指摘する声もある。前出のテレビ局関係者がいう。

「田中さんは、若い頃から俳優として活躍してきました。以前は、私生活でも泥酔するまで酒を飲み、“やんちゃ”というよりも“ヤカラ”に近い雰囲気で、オラオラ感の強い不良っぽさを持っていた。そんななか、『おっさんずラブ』(テレビ朝日系、2016年12月31日に単発ドラマ、2018年4月期に連ドラ化)で“ぽんこつダメ男”の春田創一を演じると、そのかわいらしい雰囲気が好評となり、いつしかオラオラ感が鳴りを潜めるようになったのです。

 年齢的には、そろそろ渋さが出てくるころですが、田中さんは変わらず、やんちゃでかわいいイメージを保っています。ファンが求める方向性を敏感に把握しながら芸能活動を進めていくのが、“俳優事務所”トライストーンのやり方。赤楚さんも、田中さんの後を走っているという感じですね」

 7月期の主演ドラマ『こっち向いてよ向井くん』では、“かわいい路線”を突き進み、本領を発揮してくれそうな赤楚。さらに人気が爆発することは間違いなさそうだ。