■「やっぱりとんでもない数だと思うので」と語ったカウアン氏
カウアン氏は、東京・丸の内の「日本外国特派員協会」で記者会見を行ない、15歳の頃からジャニー氏に性加害を受けていたと告白。
ジャニー氏のマンションは宿泊できるのは20人ほどで、事前にジャニー氏に電話して許可を得る必要があり、代わる代わるJr.たちが宿泊していたという。
また、「僕がいた4年間で、マンションに行っていたのは100人とか200人はいくと思います」「やっぱりとんでもない数だと思うので」とも話していた。
さらにカウアン氏をはじめ、『週刊文春』(文藝春秋)に“ジャニー氏の闇”を告白した元Jr.は12人にのぼり、1998年からJr.として活動していた橋田康氏(37)は5月11日発売の同誌の取材に応じ、13歳のときに被害を受けたと明かした。
「実は文春サイドには、続々と告発者の声が寄せられているそうで、まだまだ追及を続けることはできるようなんです。プールがある別宅もあること、今でもジャニー氏宅の合い鍵を持っているなどといったこともカウアン氏は激白しています」(前出のワイドショー関係者)
■「いっさいそんな経験したことない」と告白した元Jr.も
こういった状況もあり、ほとんどのJr.たちが被害を受けていたのではないか、と考える人も少なくない。
「ただ、何もされていない人もいる。かつて滝沢秀明氏(41)や嵐のメンバーらと同じ時期にJr.として活動していたAさんは今回の騒動を受け、“いっさいそんな経験したことない”とツイートしています。しかし、Aさんのような人も“元Jr.”というだけで、“そういう目”で見られてしまう。
ジュリー氏が謝罪し、文書で見解を示し、テレビでも大きく報じられるようになったことは、根深い問題を解決する大きな一歩にはなったのでしょうが、日常生活にも弊害が出てしまうような迷惑をこうむっている元Jr.もいるということですよね……」(前同)
数十年にわたって疑惑がささやかれてきた“ジャニー氏の闇”は、一朝一夕で解決するような問題ではないようだ。