かつてジャニーズＪｒ．として活動していたカウアン・オカモト氏（２６）らが、ジャニーズ事務所創業者で当時の社長だったジャニー喜多川氏（享年８７）から“性加害”を受けていたと告発した問題について、現社長の藤島ジュリー景子氏（５６）が動画で謝罪するとともに、文書で見解を示したが、同問題は解決の目途すら立っていない模様だ。
５月１４日夜、同事務所の公式サイトで動画が公開され、ジュリー氏が「創業者・ジャニー喜多川の性加害問題について、世の中を大きくお騒がせしておりますことを心よりお詫び申し上げます」と頭を下げた。
文書では「ＢＢＣの番組報道、またカウアン・オカモトさんの告発は事実か？」という問いに「当然のことながら問題がなかったとは一切思っておりません。加えて会社としても、私個人としても、そのような行為自体は決して許されることではないと考えております」と説明。
「ジャニー喜多川氏の性加害を事務所、またジュリー社長は知らなかったのか？」という点には「知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした」と回答。
さらに「何故、第三者委員会を設置して徹底調査をしないのか？」という点には「調査段階で、本件でのヒアリングを望まない方々も対象となる可能性が大きいこと、ヒアリングを受ける方それぞれの状況や心理的負荷に対しては、外部の専門家からも十分注意し、慎重を期する必要があると指導を受けたこともあり、今回の問題については別の方法を選択するに至りました」とした。
