■過酷な女子アナ界の悲鳴「とにかくキー局に出たい!」

 前出の制作会社関係者が続ける。

「もともとセント・フォースはインスタグラムのフォロワー数に応じてインセンティブを出すというやり方で、タレントたちに自己PRするように発破をかけています。

 そのため、女子アナたちの投稿も“過激”になりがち。ただし、やはりアナウンサーということで、体のラインが浮き出るニットや、脚が露わになるようなミニスカートを着用していても、どこかで上品さを感じさせるのですから、さすがです」

 前出のキー局関係者は、現状の女子アナ界の過酷さを指摘する。

「キー局でなく、ローカル局でも、“局アナ”になれればいい方ですよ。たとえば、TBSには社員アナウンサーがいますが、子会社のTBSスパークルにも”キャスター室”がある。そこにもアナウンサーが多数所属しています。現時点で、HPに確認できる男性は9名ですが、女性は38名と4倍以上。需要の数の違いはありますが、競争が激烈になるのも必然です。

 キー局に所属しない女子アナたちは、イベントの司会やインタビュー、ネット番組のMCなどといった仕事をこなしながら、本音ではCSでもBSでもとにかくキー局の番組に出たい。

 女子アナ界は今、余りにも競争が激しい、欲望渦巻く女の世界になっていますね」

 画面では華やかに見えるテレビ業界。その裏では多くの人の欲がぶつかり合っている――。