■中丸雄一は「逃げない男」
中丸といえば、2022年4月から朝の旅情報バラエティ番組『朝だ!生です旅サラダ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)に出演。1997年から番組リポーターを務めていたラッシャー板前(59)に代わり、全国から中継をつなぐ冠コーナー「発掘!ニッポン なかまる印」を担当している。
「毎週のように地方ロケ。しかも主要駅から車でもだいぶ時間がかかるような土地に行き、体を張ったコミカルなリポートをしてくれています。ラッシャーさんと同じようなことをジャニーズタレントの中丸さんがやっている点も面白く、番組の見どころになっていますよね。
また、YouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』も好調で、今やバラエティタレントとして人気を博しています。ただ、彼は言うときにはしっかりとものを言う、“逃げない男”でもあるんです。ジャニー氏の一件を受け、第三者委員会の設置を提案もしたといいますからね」(前出の制作会社関係者)
ジュリー氏は5月15日に発表した“文書”で「何故、第三者委員会を設置して徹底調査をしないのか?」という点に「調査段階で、本件でのヒアリングを望まない方々も対象となる可能性が大きいこと、ヒアリングを受ける方それぞれの状況や心理的負荷に対しては、外部の専門家からも十分注意し、慎重を期する必要があると指導を受けたこともあり、今回の問題については別の方法を選択するに至りました」と、第三者委員会を設置しない理由を説明していた。
■「第三者委員会」の設置を主張したジャニーズタレント2人
5月18日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によると、設置を巡って所属タレントの中でも意見が割れ、特に反対したのがTOKIOの松岡昌宏(46)だったという。一方、設置すべきだと主張したのが櫻井、そして中丸だったとされる。
中丸はデビュー後の24歳のときに早稲田大学人間科学部人間環境科学科eスクールで学び直したほどの勉強家で、父は警察官だったとも記事では伝えている。
中丸は文春の直撃に沈黙を貫いたものの、記者と目を合わしつつ、何回か詫びるように軽く頭を下げていたという。
「さすがにあのタイミングで直撃取材にコメントすることはできなかったのでしょうが、記者にも出来るかぎり真摯に対応していた。そして、“本当は言いたいんだけど……”ともとれる感じですよね。
中丸さんは本当にフラットで、これまでもジャニーズ関連の話題、問題にもタブーなく発言してきました。KAT-TUNは3人が退所し、そのうちの2人が違法薬物で逮捕までされている。そういったバックグラウンドもあり、“取り繕っても仕方ない”とかえって冷静な視点からコメントできるのではないでしょうか」(前同)