その従来のヒロイン像とは違った性格に共感する人が続出している。
5月24日、神木隆之介(30)主演のNHK連続テレビ小説『らんまん』(NHK)の第38話が放送された。
朝ドラ108作目となる『らんまん』は、神木演じる槙野万太郎が主人公。高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとしたストーリーで、高知で酒造業を営む裕福な商家の一人息子として生まれた万太郎が、愛する植物のために、激動の時代を一途に突き進む……という波瀾万丈な人生を描いている。
「今回は神木さんが、孤立していた東京大学の植物学研究所でもひたむきに植物に向き合う姿を見た研究所のメンバーと、徐々に打ち解けていく様子が描かれていました。
そんな中、浜辺美波さん(22)演じるヒロインの寿恵子が、宮澤エマさん(34)演じる叔母の笠崎みえに、玉の輿に乗るように説得される場面が。寿恵子もタジタジな様子でした」(芸能誌記者)
寿恵子は、当時としては珍しい疑問をみえに投げかける。
「みえからあまりにもしつこく玉の輿を説得された寿恵子は、思わず“ただ知らない世界を見てみたいだけなのに、なんで男の人の話になるの?”という質問が。これにみえは“それが女の幸せだからだよ”と答えると、寿美子は“なんで女の幸せは男の人にしかないの?”という素朴な疑問が。
当時の女性としては、より現代的な珍しい価値観ですが、これを聞いたみえは“まさかあんた17にもなって恋くらいしたことあるだろう? 憧れの殿方言ってごらん”と寿恵子に尋ねます。
すると寿恵子は“馬琴先生!”とまさかの大好きな江戸時代の長編小説である『南総里見八犬伝』の著者である滝沢馬琴を挙げると、みえからは“ジジイじゃない!あんたジジイ好み?”というテンポの良い会話が繰り広げられていました」(前同)
このシーンを見た視聴者からは
《馬琴をジジイ呼ばわりw》
《寿恵子。里見八剣伝単独じゃなくて滝沢馬琴オタクの方でしたかw》
《八犬士どころか推しが馬琴先生だった寿恵子さん》
《すえちゃんキャラ推しというよりは馬琴先生推しなのねw 》
《ここで滝沢馬琴の名を出すヲタクの始祖様》
というように朝からオタク全開の寿恵子に爆笑したというコメントが続出していた。