1月16日、草なぎ剛(48)主演の連続ドラマ『罠の戦争』(フジテレビ系)がスタートした。本作は草なぎにとって2017年放送の『嘘の戦争』以来6年ぶり、ジャニーズ事務所を離れてから初の民放ドラマ主演作であることから放送前から注目されており、同時間帯にツイッターでは《#罠の戦争》がトレンド世界1位入りも果たす上々のスタートを切った。
本作で草なぎが演じるのは、議員秘書の鷲津亨(わしづ ・とおる)。過去に拾ってくれた恩もあり内閣府特命担当大臣である犬飼孝介(いぬかい・こうすけ/演:本田博太郎)に尽くしてきたが、息子である鷲津泰生(たいき/演:白鳥晴都)が何者かに歩道橋から突き落とされた事件を「事故」にしようと迫ってきたことに激怒。犬飼や、息子を突き落とした犯人に対して「弱い者には弱い者なりの闘い方がある」と復讐を決意する物語だ。
「第1話は復讐劇の王道を、非常に手堅く描いていた印象ですね。
ストーリーを要約すると、“犬飼の政策秘書がパワハラしている姿を人気政治家の前にさらして、それを週刊誌に撮らせる”“その後犬飼が火消し会見をするも、原稿が鷲津によって女性蔑視の内容にすり替えられていて火に油を注ぐ大騒動になる”というものでした。
草なぎさんの演技は6年ぶりの民放主演ながらまったく違和感はなく、鬼気迫るものを感じさせましたね。“叫ばず淡々としゃべっているが、はらわたは煮えくり返っている”という芝居をやらせたら、右に出る者はいないのではないでしょうか」(テレビ誌編集者)
シナリオのクオリティが高く、本田博太郎(71)や岸部一徳(76)、井川遥(46)、宮澤エマ(34)、若いキャストも小野花梨(24)や杉野遥亮(27)と、草なぎ以外にも実力派俳優がそろったこともありドラマは大好評だ。
しかし、ドラマの本筋とは違ったところで、予想外の盛り上がりを見せてしまった部分もあったという。ワイドショー関係者は話す。
「それは、一部視聴者の“ジャニーズ事務所への怒り”なんです。草なぎさんといえば2016年にSMAP解散騒動を経て、翌年に稲垣吾郎さん(49)、香取慎吾さん(45)らと新しい地図として独立しましたが、解散・独立の経緯ではいろいろといざこざがあったことが知られていますよね」