歌舞伎俳優の市川猿之助(47)と両親が5月18日、東京・目黒区の自宅で倒れているのが見つかり、両親が死亡した事件から1週間が経過した――。
5月24日、警視庁は都内の警察施設で猿之助から再び事情聴取を行ない、猿之助が当時の状況について「両親と心中を図った」という趣旨の説明をしたことが明らかになった。
司法解剖の結果、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さん(享年76)と母親の喜熨斗延子(きのし・のぶこさん(享年75)の死因は、いずれも向精神薬中毒とみられると発表。猿之助は搬送された18日以降、警視庁に「前日に死んで生まれ変わろうと家族で話し、両親が睡眠薬を飲んだ」という趣旨の説明をしていた。
全容はまだ明らかになってはいないが、両親の死因となった睡眠薬などを猿之助が提供していた場合、自殺幇助罪に抵触する可能性もあると複数のメディアでも指摘されている。
■猿之助に報じられた数々の疑惑……
猿之助を巡っては、5月18日発売の『女性セブン』(小学館)が、性加害やハラスメント疑惑を報道。それを受け、所属事務所は「複数のマネジャーに聞き取りをしましたところ、弊社管轄の現場において、そのような事実は現在出てきておりません」とコメントしていた。しかし、
「25日発売の『女性セブン』でも引き続き猿之助さんの疑惑を大きく取り扱っています。自分たちの取材や記事に自信があるということではないでしょうか」(ワイドショー関係者)
18日の『女性セブン』では、歌舞伎の名門である澤瀉屋(おもだかや)一門を率いる猿之助だが、彼の舞台に立ったことがある俳優や関係者は猿之助との“関係性”にかなり苦悩していたという複数の証言を掲載。
地方興行の際など、猿之助のホテルの部屋に誘われ、酒につき合わされることに加え、「隣に寝なさい」と指示され、横になると布団に入ってきてキスをされたり、体を触られたり、さらにそれ以上のことをされるようなことが頻発していたと伝えていた。
俳優だけではなくスタッフなどにもそういった被害を訴えている人がいたというが、師匠と弟子、座長と役者・裏方の関係は“絶対”で、拒絶することはできず、拒絶すると役を与えられなかったり、担当から外されることもあったという。