歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が一家心中を図ったとされる事件が、歌舞伎界や映画、ドラマ界に波紋を広げている――。

 東京・明治座で行なわれた猿之助の主演舞台「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」は5月28日に千秋楽を迎えた。同舞台では事件のあと、猿之助に代わって市川中車こと香川照之(54)の息子で歌舞伎俳優の市川團子(19)、中村隼人(29)が代役を務めた。

「歌舞伎は代役が立てられましたが、猿之助さんが出演する映画『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』はそれこそ緊急の対応に追われているのではないでしょうか」(制作会社関係者)

 6月16日に公開が迫る、天海祐希(55)主演の『緊急取調室 THE FINAL』。猿之助は同作で被疑者となる内閣総理大臣・長内洋次郎を演じる。

※画像は『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』の公式ツイッター『@kintori_tvasahi』より

「当局は一家心中事件について慎重に捜査と取り調べを行っているはずですが、猿之助さんは映画でも取り調べを受ける役どころを演じている。メインキャラクターだけに、現状、公開延期の可能性もかなり高まっているといいます」(前同)