直木賞作家である小説家・黒川博行氏によるクライムサスペンス小説『勁草(けいそう)』(徳間書店)が『BAD LANDS バッド・ランズ』のタイトルで映画化。9月29日に公開されることが、5月30日に発表された。
『BAD LANDS』は特殊詐欺を生業とする姉弟の物語。主人公の橋岡煉梨(ネリ)を演じるのは安藤サクラ(37)、その弟、矢代穣(ジョー)役はHey!Say!JUMPの山田涼介(30)が演じる。
「最近の山田さんといえば、4月から放送中の橋本環奈さん(24)主演の恋愛ドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)が『オリコンドラマ満足度ランキング』(5月9日~15日放送対象)で3位を記録。同ドラマはテレビ各局が現在、最重要視している13歳から49歳までのコア視聴率も好調です。山田さんは今、役者として勢いがあると言えそうです。『BAD LANDS』の主演は彼ではないですが、原作通りなら準主役で出番も非常に多いはず。この勢いを、映画公開まで維持できるといいですよね。
山田さんは映画については作品に恵まれない部分もありましたが、今回は演者やスタッフ、世界観もいいし、期待が高まります。“演技も顔も良いのに作品に恵まれずに可哀相”という声が、このところ上がっていましたからね」(ワイドショー関係者)
山田は2022年、同名漫画が原作の実写化映画『鋼の錬金術師 完結編』と、オリジナル映画『大怪獣のあとしまつ』で主演を務めていたが、この2作が数字面では惨敗という評価が下されてしまっている。
『鋼の錬金術師』は“そもそも原作が西洋が舞台の漫画作品なのに世界観そのままで実写化した時点で作品に無理があったのでは”とファンに言われたり、『大怪獣のあとしまつ』に至っては、観客から“懲役2時間の地獄”と評されるほどシナリオ面の評判が恐ろしく悪かったことから、興行収入だけでなく、作品評価そのものが低いことで知られている。