■劇場版『緊急取調室』“お蔵入り”の裏側
映画関係者が明かす。
「天海さんが主演され、2014年からテレビドラマとして放送されている『緊急取調室』シリーズは毎回10%台中盤の視聴率を叩き出す大人気作品。満を持しての映画化と言って過言ではありませんでした。しかし、事件の影響でお蔵入りが決定したようです」
劇場版『緊急取調室』、緊急“お蔵入り”の裏にはどのような事情があるのか。
前出の捜査関係者が話す。
「猿之助さんは、睡眠導入剤を飲んだご両親の頭にビニール袋を被せている。その後、両親は亡くなっているわけですから、捜査の対象となります。今後は、身柄を押さえられ、6月初週を目安に逮捕となります。罪状として適用されるのは自殺ほう助罪です」
自殺ほう助罪として罪に問われ、逮捕、起訴を経て裁判で有罪判決が下れば6か月以上、7年以下の懲役または禁固刑となる。
映画関係者が言う。
「逮捕される人間をエンタメ映画に出演させるわけにはいかない。局としてもドル箱コンテンツの『緊急取調室』がこのような形で終了するのは、残念でならないですね。主演の天海さんも大きなショックを受けているでしょうね……」
公開中止となると、猿之助にのしかかるとみられるのは巨額の損害賠償請求金だ。
映画関係者が明かす。
「2〜3億円の賠償請求を猿之助さんにすることになるとみられます。公開延期ではなく中止ですから、製作したテレビ朝日や配給を担当する東宝からしたら大損失。事情があるとは言え、致し方ないでしょう」
“歌舞伎界の革命児”として愛された猿之助。幕引きのタイミングでは幾多となくカーテンコールを浴びてきた男がこれから聞くのは、捜査員が自身にかける手錠の音なのか――。