■テレ朝と『Mステ』のズブズブ関係
テレビ朝日の『ミュージックステーション』といえば、毎週のようにジャニーズ事務所所属グループやタレントが出演。1986年から放送がスタートし、1988年からジャニーズのアーティストがレギュラー出演するように。
1988年以降の総集編を除く1369回のうち、ジャニーズアーティストが出演しなかったことは13回しかないという。
「テレ朝の旧社屋には『Mステ』に出演するジャニーズJr.のため、という理由も大きかったのでしょうが、Jr.のレッスン場もあったほど。それほどズブズブな関係だということですよね」(前出のワイドショー関係者)
■『Mステ』プロデューサーがジャニー氏からの“圧力”をほのめかした過去
『Mステ』を立ち上げたテレビ朝日のSプロデューサーは、2019年7月の『週刊新潮』(新潮社)の取材を受け、次のようにジャニー氏からの“圧力”をほのめかしたこともあった。
《たとえば、台頭してきた他の事務所の男性アイドルを番組に出すかどうか考えていたときのこと。ジャニーさんは“出したらいいじゃない。ただ、うちのタレントと被るから、うちは出さないほうがいいね”と言う》
「過去にはある時期からジャニーズの競合グループだったDA PUMPが出演しなくなったことがあったり、w-inds.も出演しませんでしたからね。こういったジャニーズに忖度した『Mステ』のキャスティングにもいよいよメスが入ることになるのではないでしょうか。
ツイッターには“性加害だけじゃなくてMステの他グループ排除も問題だしこのままで収まると思ってるんでしょうか”といった声も上がっています。『報道ステーション』のような硬派な報道番組を放送するテレ朝ですから、このままスルーし続けるわけにはいかないはずです。そして何より、同社にも世間からの逆風が吹こうとしているわけですからね」(前同)
“ジャニー氏の闇”が大きく問題視され、37年にわたって続く看板音楽番組『Mステ』にも変革の時が訪れようとしているのだろうか――。