■「ジュリー社長謝罪&3つの対策案」でも批判は止まず

 制作会社関係者が話す。

「ジャニーズ事務所は5月26日、『心のケア相談窓口の開設』、『外部専門家による再発防止特別チームの設置』、『社外取締役の就任』という対応策を発表しましたが、専門家などからは『第三者委員会』を設置すべきだという指摘が相次いでされています。

 藤島ジュリー景子社長(56)が謝罪し、見解を示しましたが、事務所が本気でこの問題に取り組んでいないようにも見えてしまい、事務所、社長、そしてタレントや彼らが出演する番組まで冷ややかな目で見られる事態になってしまっていますよね……」

■日テレナンバーワン演出家でもキツい大逆風

 日本テレビの石沢顕社長は5月22日の定例会見でジャニー氏の問題に言及。「事務所としてやるべきことをしっかり進めていくのか注視したい」とコメントした。

 日本テレビは民放でも特にジャニーズ事務所と太い関係にある。それだけに『news zero』(日本テレビ系)で櫻井翔(41)が3週にわたって沈黙を貫いていることにも批判が寄せられている。

「今年の『24時間テレビ』の総合演出を担当するのは、局の看板バラエティ『世界の果てまでイッテQ!』の企画・演出を手掛けるF氏。“ナンバーワン総合演出”の呼び声が高いエース局員です。そんなF氏をもってしてもこの逆風を抑え込むことは難しいのではないでしょうか。

 そして今、日テレ内には“積極的にはジャニーズタレントをキャスティングしないように”という“注意令”が出たといいます。“絶対にキャスティングするな”ということではないですが、その時の様子や状況を見て起用を検討する、という方針のようです。まぁ、“これまでみたいにベタベタするな”といった感じなんでしょうね」(前同)