■『真犯人フラグ』方式で巻き返しなるか
「ほとんどの登場人物が怪しく思えるよう、さまざまな匂わせシーンを入れているので、この考察の盛り上がりは、制作側にしたら“してやったり”でしょう。この犯人候補を次々に提示していく作りは、『真犯人フラグ』(日本テレビ系/2021年~22年)を思い出させますね」(ドラマライター・板橋六郎)
本作は番組側がYouTubeで各キャラの事情聴取動画を公開して、怪しいと思う人を投票させるなど、考察を積極的に盛り上げにいっている。『真犯人フラグ』も犯人予想のキャンペーンを張るなどしていた。両作はよく似ているのだ。
「『真犯人フラグ』は途中、視聴率が5%台まで落ち込みましたが、後半にかけて考察が加熱すると視聴率が急上昇しました。『unknown』も考察の盛り上がりを見ると、ここからさらに支持が広がる可能性がありますね」(前同)
残りの話数はわずか。真犯人は誰なのか? また、どんなどんでん返しを見せてくれるのか、注目したい。