■「2対5」の構図のまま30代中盤を迎えてしまった
藤ヶ谷は2020年から『A-Studio+』(TBS系)でMCをしているが、何よりも注目を集めたのは、2022年後半の“代打”ぶりだった。
「中居正広さんが体調不良で芸能活動を休止していた時期に、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)やラジオ『中居正広 ON&ON AIR』(ニッポン放送)でピンチヒッターを務めています。“芸能界トップMCである中居に信頼されている”というのが明らかとなり、今後、さらに司会関係の仕事が増えそうな出来事でしたよね」(前出の芸能プロ関係者)
こうした状況で、仕事量が少ないことに北山は不満を抱いていたとされる。
「舞祭組も、アート好きな千賀さんが5月19日から人生初の個展『FiNGAiSM』を開いたり、宮田さんが趣味のアニメ・声優オタクを生かした唯一無二の立ち位置を築いたり、それぞれ好きな仕事をやれてはいます。ただ、どうしても玉森さんや藤ヶ谷さんに比べると、仕事量で負けている部分はありますよね。実質、キスマイは“玉森・藤ヶ谷と残り5人”の構図になってしまっているフシがある。
そんなキスマイは、下は32歳、上は37歳の中堅グループになりました。10~20代の時期は純粋に“たくさんのファンが応援してくれる”“ライブで全力を出し切る”というのがモチベーションだったのが、アイドルも30代になり、40歳も見えてくると、“収入”といった現実的なものに移り変わってきます。横尾さんに至っては、結婚して家庭もありますからね。
なにわ男子やTravis Japanのように、若いデビュー組がどんどん出てくるし、いつまでもグループが最前線で人気を維持するのは難しい。そこで個人の仕事でどれだけ稼げるかを意識し始める時期ですが、それがキスマイはグループ間で人気が偏ってしまっている。
大人の男にとって人生の大きなウエイトを占めるのが、仕事であり収入ですよね。そういう意味で、キスマイはガタガタになってしまったところがあるのではないでしょうか……」(前同)
ピクサー作品出演という玉森の活躍は眩しいが、その裏でグループの団結は難しくなってきているようだ……。