神木隆之介主演のNHK朝ドラ『らんまん』は、5月8日から始まった第6週より平均視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)を16%台に乗せ、好調が続いている。東京の人たちとの交流も増え、明るいシーンが続いているが、近いうちに暗い展開を迎えそうだ――。

 5月29日から放送された第9週は、万太郎は植物学雑誌の創刊を決意し、田邉教授(要潤/42)の許可を得ようと奔走する。そんな中でも植物採集には熱中しており、採集の帰りが夜遅くなって竹雄(志尊淳/28)を心配させることも。恋心を抱く女性・寿恵子(浜辺美波/22)は西洋音楽の演奏会に、初めてのドレス姿で参加。そこで万太郎と偶然に会ってしまい……という内容だった。

 今回も本筋をしっかり進めながら、好評の万太郎と竹雄の“絡み”はしっかり挿入されていた。帰りの遅い万太郎を心配する竹雄は、万太郎は体が弱いから、と医者を呼んで来ようとしてりん(安藤玉恵/46)に止められる。さらに、万太郎は採集した水草を夜中にもかかわらずスケッチし始め、またしても心配そうに見つめる竹雄。竹雄の万太郎への思いが伝わる、良いシーンだった。

 竹雄と万太郎、中学生がじゃれあうようなイケメン2人のわちゃわちゃは、これまでも頻繁に披露され、ツイッターでは朝ドラファンから「見ていて楽しい」「尊いし萌え」などの投稿が相次いでいる。第6週から視聴率が上がった理由としては、キュートな寿恵子の登場もあるだろうが、万太郎と竹雄が2人で暮らすようになってわちゃわちゃが増加したのも大きいだろう。

 しかし、その幸せなわちゃわちゃが見られなくなる。それどころか、今後、万太郎と竹雄は、かなりの鬱展開になってしまう可能性があるのだ。