6月5日、月曜キャスターを務める櫻井翔(41)が報道番組『news zero』(日本テレビ系)でジャニー氏の加害問題に言及した。

「“ついに”、という感じがありますよね。ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の過去の所属タレントへの加害問題では、5月14日日曜日に、現在の事務所社長の藤島ジュリー景子氏が事務所HP上で謝罪動画と見解、対応策を公開していました。

 それを受けて、翌日15日の『news zero』で櫻井さんの発言があるかと思われたのですが、櫻井さんは姿を消し、有働由美子キャスター(54)ひとりが言及する形になった。そして、翌週も翌々週も言及はなしだったところでの、6月5日放送回での発言でした」(ワイドショー関係者)

 5日の放送で櫻井は、問題の責任が問われている事務所に所属していること、自らも被害者側に見られうる立場にいることからコメントをすることは難しいと考えていた、としながらも、

「憶測で傷つく人を生むことを避けなければならない、同時にジャニーズ事務所はしっかりとプライバシーを保護した上で問題を調査し、2度とこのようなことが起きないような体制を作らなければいけない、そして、あらゆる性加害は絶対に許してはならない、と語りました。目には涙が浮かんでいる感じでしたが、キャスター然としたしっかりとした話し方でしたね。

 視聴者からは櫻井さんを評価する声が多く寄せられています。しかし、一方では“所属タレントが涙を浮かべて言及しているのに会社のトップは何をやっているんだ”“タレントではなく代表がしっかりと会見をすべき”といった意見も多くありますね」(前同)

 今回、櫻井がコメントしたジャニー氏の加害問題。3月に英公共放送のBBCで特集番組が放送され、その後、カウアン・オカモト氏ら複数の元所属タレントが顔出し実名告発を行ない、以降、問題は大きく報じられるようになった。

 波紋を広げ続ける“ジャニー氏の闇”――。そんな中、日本テレビの大型音楽特番『THE MUSIC DAY2023』が、7月1日15時より生放送でオンエアされることが発表された。しかし、10周年を迎える今年も櫻井がMCを務めることに批判が寄せられているのだ。

 10周年を迎える今年のテーマは「あなたを変えた音」。このテーマをコンセプトに、総勢45組を超えるアーティストが登場し、千葉・幕張メッセから8時間にわたって生放送する。

 櫻井のほか、MCを羽鳥慎一(52)、バカリズム(47)、水卜麻美アナウンサー(36)が務め、出番を控えたアーティストが登場するネクストゲートでの進行を市來玲奈アナ(27)が担当する。

 櫻井は今年もMCを務めることについて「2013年に日本テレビ開局60年記念番組として始まり、プレッシャーに押しつぶされそうなオープニングだったというのは覚えています。12時間生放送の音楽番組という、すごい規模の番組だなと思ったのが初回でした。そこから10年経ったというのが驚きです」とコメントを寄せている。

※画像は『THE MUSIC DAY』の公式ツイッター『@musicday_ntv』より

■「自分の中で嫌いなテレビ局日テレが1位になった」と厳しい批判

 制作会社関係者が話す。

「ただ、ジャニー氏の加害疑惑が大きな社会問題へと発展してしまっている。そんな真っ只中にジャニーズ事務所所属である櫻井さんが今年もMCを務めることに疑問を呈する声が上がっているんです」

 ツイッターには、

《自分の中で嫌いなテレビ局日テレが1位になった》
《とりあえず櫻井翔はやめろ! 恥ずかしくないのか? コイツを使うことが! 本人はツラの皮が厚いから平気なんだろうけど! 日テレはジャニーズと縁を切れ!!》
《テレビと事務所、このままなかったことになった方が楽だもの 絶対許しちゃいけないのに 決まってた仕事なんなくこなそう感満載》

 などの意見が寄せられている。